■Vol.3「創る・磨く」
8月号から始まった教育に関するシリーズ企画「『生きる力』を教育から」。今回は「創る・磨く」と題して、教員の指導力・授業力向上に向けた取り組みを紹介します。
◇より良い授業を創るため、学びを磨き続ける
教員×学び
教員は、教職生涯を通じて「学び」を続けます。
マニュアルも正解も一つではない教育現場。時代変化や技術進展など目まぐるしい社会の中を生きていく児童生徒の資質・能力を育むためには、教員が絶えず探究心を持って新しい知識や技術を取り入れていくことが重要です。
市教育委員会では、指導主事などによる学校訪問に加え「授業改善」に向けた取り組みを強化しています。
これまでの教員研修を見直し、授業力向上講座では、演習やワークショップ等をより多く取り入れながら教員の資質と指導力を向上させるとともに、ICT機器等を活用した内容を取り入れるなど、教員研修の質的な充実を図っています。
教えることの大切さと難しさに常に向き合い、その使命を果たすために学びを磨き続けているたくさんの教員。こうした教員一人一人に寄り添いながら、より良い授業創りへの支援に取り組んでいきます。
◇小名浜第一中学校 鈴木僚太 教諭
英語を教えていますが、目的と興味をしっかり持ってもらえるよう、教材をパワーポイントで自作しています。教科書だけの授業に頼らず「授業が楽しい」と感じてもらえるよう、そして自分自身も楽しんで授業することを心掛けています。
◇高久小学校 田部香穂 教諭
教員となって3年目。経験が浅い分、経験豊富な先輩方から学べる機会があるのは、とても勉強になります。小学1年生の担任ということもあり、とにかく「学校を好きになってほしい!」そのための授業づくりを心掛けています。
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