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自治体の皆さまへ

〔特集2〕人と地球の未来をつなぐ―脱炭素社会の実現に向けて

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福島県いわき市

■2050年の未来は?
◇地球の気候は、変動から危機へ
地球温暖化による気候変動は、もはや気候危機とされるまでに進行しています。異常気象による猛暑や豪雨、台風などによる自然災害が激甚化・頻発化するとともに、深刻な食料不足や生態系の変化といったさまざまな影響を地球規模で及ぼしています。
本市においても、気温上昇はすでにはじまっており、ここ100年で約1.7℃も上昇しています。地球温暖化という脅威は、決して遠い国や遠い未来の問題ではありません。
気候危機は、この地球に暮らす私たち一人一人にとって解決しなければならない、とても重大な課題です。この課題に対して私たちが取り組むべきことが何なのか、この特集を通して考えてみませんか。

◇市脱炭素社会実現プラン
11月26日、市民、事業者、各種団体および行政が連携・協働し、脱炭素社会へ移行するための中長期計画として「市脱炭素社会実現プラン」を策定しました。
将来の子どもたちにつなぐ「いわきの未来」。
その「未来」は、気候危機に脅かされるものではなく、誰もが安心して幸せな暮らしができる豊かな未来であってほしい。
こうした未来社会を実現するために、私たち一人一人が、環境にやさしく、脱炭素につながる行動を小さなことから実践していくことが重要です。

◆カーボンニュートラルとは
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、その合計を実質的にゼロにすることです。
本市では、基準年度となる2013年度の温室効果ガス排出量327.8万t-CO²を、2030年までに50%削減(163.9万t-CO²)し、2050年までに実質ゼロにすることを目標としています。

◆脱炭素に取り組む「3KARAアクション」
ー3KARAアクションー
[今日から]×[できることから]×[自分から]
一人一人の行動が変われば、未来は必ず変わる

新たな温暖化対策として、脱炭素につながる行動を小さなことから実践していく「3KARAアクション」をスタートします。
例えば、公共交通を使う、節電・節水等の省エネ、家庭ごみやフードロスの削減などのアクションを、思い立った「今日から」小さなことでも「できることから」そして「自分から」行動し、未来の子どもたちにつなげる取り組みをはじめましょう。

◆家庭でできる温室効果ガス削減の取り組み(例)
HEMS導入:87.5(kg-CO2/世帯)
食品ロス削減:5.4(kg-CO2/世帯)
LED等高効率照明の導入:27.2(kg-CO2/世帯)
クールandウォームビズ:40.6(kg-CO2/世帯)
次世代自動車を1台購入:610.3(kg-CO2/台)
太陽光発電設備の設置:919.8(kg-CO2/世帯)
給湯器の買い替え(各機器平均):253.4(kg-CO2/台)
冷蔵庫の買い替え:107.8(kg-CO2/台)
ごみの削減:28.8(kg-CO2/世帯)
節水(トイレ、台所、風呂など):128.5(kg-CO2/世帯)
エアコンを1台買い替え:69.8(kg-CO2/台)

◆カーボンニュートラル賛同団体の募集
「カーボンニュートラル賛同団体」として、小さなことからでも温暖化対策に取り組んでいただける企業、学校および各種団体を募集します。申込専用フォームから登録が可能で、登録後は、賛同証明書や啓発物品などを無償で提供します。

問合せ:環境企画課
【電話】22-7528

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