■認知症は早期発見・早期治療が重要です。
枡記念病院認 知症疾患医療センター
▽枡記念病院 認知症疾患医療センター長
遠藤雄司(えんどうゆうじ)医師より
2023年12月に新たに認可された認知症薬(レカネマブ)は、認知症の症状を抑制する効果が期待できる薬ですが、軽度認知障害(認知症の前段階)の方に適用されるものです。
認知症の早期発見と早期治療が重要な理由は、早期に発見しないと、治療の機会を逃す可能性があるためです。
早期発見のポイントは、本人と周囲の人が、もの忘れが「時々」ではなく「常に」あると感じたときに、病院を受診することです。
また、ビタミンB12の低下などを原因とする治療可能な認知症も存在しますので、早期発見・早期治療が重要です。
もの忘れが常にあると感じた場合は、枡記念病院認知症疾患医療センターまでご相談ください。
■困ったときは、悩まず相談してください。
▽地域包括支援センター
認知症は早期発見・早期対応が重要です。自分が、家族が認知症かもしれない…そんな不安を感じることがあったとき、相談の窓口となるのが「地域包括支援センター」です。各中学校区ごとに設置されており、認知症に限らず高齢者に関する総合相談窓口として活動しています。相談内容をもとに必要な情報の提供や、関係者との連携を図り、高齢者とその家族が暮らしやすくなるためのサポートを行っています。
誰もがなる可能性がある認知症。ご本人はもちろん、ともに暮らすご家族の方には、さまざまな心配や困りごとが出てきます。そんな時は一人で抱え込まずに下記の窓口までご相談ください。
▽市内の地域包括支援センター
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