「私の呼吸法」
今回は、私の呼吸法について書いてみます。
まずは、スイミングでの呼吸法についてですが、去る9月8日、希望の森トライアスロンが梁川プールとその周辺で開催され、私も5年ぶりにスイムで出場しました。昔、スイミング教室に通っていたとはいえ、久しぶりの出場で、大会の1カ月前から夕方、市内のプールで練習しました。
トライアスロンでは750メートルを泳ぐのですが、練習を始めてすぐに、泳ぎ切れるか不安が襲ってきました。クロールで息継ぎができないのです。顔を横に向けても空気を吸うことができず、すぐに苦しくなって50メートル泳ぐのが精一杯でした。どうしたものかと悩んでいるとき、ふと思い出したのが、スイミング教室での先生の言葉でした。呼吸法というと吸うことばかりに意識がいきがちですが、先生は、「水中では息を吐ききりなさい、そうすれば空気は自然に入ってきます」と。それからは“息を吐ききること”だけに気をつけ練習を重ねること一カ月。どうにか300メートルまでは泳げるようになって迎えた本番当日。教わった呼吸法を実践すること約20分、途中苦しいときもありましたが750メートルを泳ぎ切ることができました。息を吐ききることを心がけたことと、多くの声援に後押ししていただいたおかげと感謝しています。
さて、スポーツ以外の場面でも呼吸法を意識することは重要です。人前でのあいさつやプレゼンをするときなど、人は緊張して呼吸が浅くなります。吸うことを気にして過呼吸状態になることもあります。そんなときは、“息を吐く”ことに意識を集中させると呼吸が楽になり緊張も解けてきます。
呼吸法には、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」があり、実際に試してみると胸式呼吸はすぐに息切れしてしまいます。腹式呼吸の場合は多くの空気が体に入り、なが~く息を吐くことができます。正しい腹式呼吸は心身をリラックスさせ、健康増進にもつながるので、ぜひ実践してみてください。
須田 博行
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