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自治体の皆さまへ

健康通信

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福島県伊達市

■命を守るために重要な「糖の働き」 ~あなたの血糖値はどれくらい?~健診を受けた後、健診結果の「血糖値」と、「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」にぜひ注目してください。

◇血糖値ってなに?
血液中の糖の濃度のことです。食べたり、飲んだりすると、血液の中に糖が取り込まれ、血糖値は高くなります。糖は、血液によって全身に運ばれエネルギーとして使われます。血糖値が高いままだと血管や臓器に悪い影響がでてしまうので、血糖値は一定の範囲内に保たれています。

◇HbA1cってなに?
酸素を運ぶ赤血球の中にあるヘモグロビン(Hb)に糖がくっつき、HbA1cとなります。血液中に多くの糖が存在する期間が長いと、HbA1cは高くなります。値を下げるには、1~2カ月以上の食事制限や習慣的に運動をすることが必要です。

◇高血糖·糖尿病の現状
厚生労働省が公表した2023年人口動態統計(概況)にて、福島県の糖尿病による死亡率は、都道府県別でワースト4位でした。実際に伊達市で行っている市民健診結果をみると、糖の有所見者(要指導·要医療の人)が多いことがわかっています。

《市民健診結果(伊達市)有所見者(要指導・要医療の人)割合》
・血糖値 10人に3人(33.9%) 検査値100以上
・HbA1c 10人に6人(65.5%) 検査値5.6以上

◇健診を受けていますか?
健診で現在の体の状態を知ることは、病気の早期発見や予防につながります。食生活や環境の変化で、血液の状態まで変化する可能性があります。自覚症状がなくても、体の中では大きな変化になっていることもありますので、ぜひ毎年健診を受けましょう!

〜健康推進課職員より〜
健診を受けていないのであれば、今年受けてください!お待ちしております!

◇高血糖が及ぼす体への影響
高血糖の状態が続くと血管がいたみやすくなり、特に細い血管が傷つきます。高血糖に影響を受ける代表的な病気の頭文字をとって「しめじ」と全国的に呼ばれています。
し:神経障害
め:網膜症(目)
じ:腎症

◇高血糖の予防方法
(1)適正体重を保つ ~普段から自分の体重を知る~
(2)食生活の改善 ~朝食は欠かさず1日3食~
(3)体を動かす ~適度な運動を心がける~
(4)健診を受ける ~今の自分の体の状態を知る~
動画で詳しく。「健康サラダ」はこちら
※広報紙P.25に二次元コードを掲載しています。

◇市民健(検)診と健康相談のすすめ
市民健(検)診が、8月上旬から順次各地域で始まります(詳細は広報紙18ページ)。また、「令和6年度伊達市市民健(検)診パンフレット」でも詳細を確認できます。健診後は、健康推進課の保健師や栄養士がみなさんの元気をサポートします。ぜひお声がけください。市民健(検)診と健康相談のすすめ毎月17日は「減塩の日」伊達市民は、塩を摂り過ぎています。大切な血管を守るために「減塩」しませんか?

《毎月17 日は「減塩の日」》
伊達市民は、塩を摂り過ぎています。大切な血管を守るために「減塩」しませんか?

《食塩摂取目標量》
(1日あたり)
男性 7.5グラム未満
女性 6.5グラム未満
伊達市民の平均摂取量は約9グラム!

問合せ:健康推進課地域保健係
【電話】576-3736

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