コラムお元気ですか

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■自分に合った健康づくりを
市保健師　鵜川利恵子
「健康に関心がありますか」と聞かれたら、あなたはどう答えますか。令和4年度に実施した健康づくりに関する市民アンケートの結果では、「ある」と答えた人は71%、「ない」と答えた人は4・5%、「どちらともいえない」と答えた人は24・5%でした。
健康意識が高まるのは、自分の体に変化が見られたり、不調が出てきたりする時期と重なることが多いとされています。例えば、お腹(なか)まわりが太ってきたり、足や腰に痛みが出たり、健診結果が悪化したり…。見た目や症状、数値などを自覚した際に、健康づくりの取り組みを始めた人も多いのではないでしょうか。また、最近は健康への関心が低いとされていた20・30歳代の男性も健康に関心がある人が増えてきたといわれています。市民アンケートでも、これらの半数以上の人が「関心がある」と回答していました。
新たな1年の始まり。ぜひ、この機会に健康づくりの目標を立てませんか。目標を立てても継続できない人は、実は目標設定が合っていない場合もあります。大きな目標は挫折してしまうことが多いので、まずは1か月程度の目標を立てて、その都度、見直すことが大事です。少しの努力でも達成でき、そして具体的な行動の目標を決めましょう。「食事は野菜から食べる」「飲み物は無糖を選ぶ」「30分から1時間に1回は立って体を動かす」など、自分に合った取り組みから始めましょう。歯みがきをしながらスクワットやかかとの上げ下げをするなど、普段の習慣に組み入れると継続しやすくなります。また、歩数や体重、血圧など数値で把握できるものはスマートフォンなどを活用し、見える化すると自然と意識できて、変化も分かりやすくなります。
人生100年時代、元気に自分らしく過ごすためにも、健康に関心をもって、今できることに取り組んでみませんか。