文字サイズ
自治体の皆さまへ

コラムお元気ですか

22/42

福島県会津若松市

■家庭で血圧測定し記録しましょう
市保健師 齋藤優貴
皆さんは、家庭で血圧測定をしていますか。普段は正常値でも、病院や健診会場では血圧が高いといった経験はありませんか。緊張による血圧の上昇は「白衣性高血圧」といい、慢性的な高血圧になる場合もあります。
反対に、病院や健診会場では正常値で、家庭で測定すると正常値より高いときは「仮面性高血圧」といい、受診しても「様子をみましょう」と医師に言われてしまう場合が多く、自覚症状がないまま心疾患などになるリスクがあります。かかりつけ医に自身の状態を伝えるためにも、家庭で血圧を測定し記録をつけることが大切です。
血圧は、睡眠や起床時、食事、入浴、運動など1日の行動や環境により変動しやすいため、時間や回数など同じ条件で測定することが大切です。また、血圧計は上腕で測定することをお勧めします。測定するタイミングは、朝と夜の1日2回です。朝は、起床後1時間以内にトイレを済ませてから、朝食を食べる前や薬を飲む前に測定しましょう。夜は食事や飲酒、入浴の直後を避けて、就寝前に測定しましょう。
測定するときは、椅子に座り1分から2分程たってから測定しましょう。測定時は腕の力を抜き、リラックスします。薄手のシャツ1枚ならば着たままでも問題ありません。また、測定部分は心臓と同じ高さにしましょう。
測定後は、結果を記録に残すことが大切です。記録することで、自身の血圧の変化に気づくことができます。高血圧が続いたり、違和感を感じたりしたら、測定記録を持ってかかりつけ医に相談しましょう。
高血圧の予防は、脳や心臓、肝臓などの血管を守ることにつながります。健康チェックの一つとして、家庭で血圧を測定し、日々記録してみませんか。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU