■市内の歴史的風致を巡って歴まちを体感しよう!
「全5か所巡ってみっぺ!」
(1)鶴ケ城と城下町の営みにみる歴史的風致
鶴ケ城周辺地区では、先人への鎮魂(ちんこん)と感謝のため受け継がれてきた会津まつりや、千少庵(せんのしょうあん)が茶室麟閣を営んだことから広まったとされる茶道、鶴ケ城や市役所本庁舎旧館などの歴史的な建造物が一体となった歴史的風致を見ることができます。
(2)十日市をはじめとする町方文化にみる歴史的風致
蘆名(あしな)氏から松平氏までの歴代藩主が守り、発展させてきた会津の城下町では、商人や職人をはじめとする「町方」の人々により、手仕事やお日市などのさまざまな町方文化が開花しました。
今でも、町方文化に携わる人々の思いが込められた十日市や彼岸獅子などの活動とともに、土蔵などの歴史的建造物がまちなみとして残っていて、会津独自の歴史的風致を見ることができます。
(3)会津の古寺と念仏踊りをはじめとする仏教行事にみる歴史的風致
会津盆地の東北に位置する河東町冬木沢地区には、会津の高野山として古くから信仰を集める八葉寺があります。
八葉寺の祭礼期間には、空也念仏踊りとよばれる念仏踊りが奉納されます。空也念仏踊りは、県指定重要無形民俗文化財で、空也上人の縁日である8月5日の午前中に、八葉寺空也堂の前で冬木沢地区保存会の「空也光陵会(くうやこうりょうかい)」によって奉納されます。供養にあたる住職の読経や念仏踊りの鉦(かね)とともに「ナモーダ(南無阿弥陀仏)」と何度も繰り返される歌声が地区内に広がり、建造物群とともに歴史的風致を見ることができます。
(4)飯盛山と白虎隊をはじめとする先人慰霊にみる歴史的風致
飯盛山周辺地区では、戊辰戦争で戦死した少年戦士たちを慰霊する白虎隊士墓前祭が、飯盛山の白虎隊士十九士の墓前で、毎年、春と秋の2回行われています。
墓前祭には全国から多くの人の参列があり、白虎隊士を偲(しの)ぶ参拝者により献じられる線香の白煙は絶えることなく周囲を覆い、歴史的風致を感じることができます。墓前祭では、会津高等学校の剣舞委員会の生徒により、慰霊の剣舞が奉納されます。
(5)東山温泉街に息づく神事ともてなしにみる歴史的風致
江戸時代には既に会津藩の湯治場として栄え、現在も多くの観光客で賑(にぎわ)う東山温泉ですが、かつては修験道の修行の場として開かれ、蘆名直盛が黒川の地に城を築いた頃から歴代藩主により、大切に守られてきました。
また、現在も芸妓の文化が色濃く残っており、羽黒山湯上神社の社殿などの歴史的建造物とともに、温泉宿の風情を感じさせるまちなみと一体となり、歴史的風致を作り上げています。
▽歴まちカードを配布しています!
市内の歴史的風致を紹介する5種類のカードを配布しています。市内5か所の歴史的風致に設定された地域を巡り、全てのカードを集めてみませんか。
配布場所:下表の通り
※1:平日は都市計画課窓口、休日・祝日は市民課窓口でも配布しています
※2:冬季間(12~3月)は、会津若松駅内観光案内所(会津若松観光ビューロー)で配布しています
注意点:
・各カード1人1枚
・郵送不可
・配布枚数には限りがあります
問合せ:都市計画課
【電話】39-1261
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