市は、「燃やせるごみ」の減量に集中的に取り組むため、「ごみ緊急事態」を宣言しました。宣言では、9月から11月までの燃やせるごみの排出量を昨年同期比12%以上削減することを目指しています。目標が達成できない場合は、有料指定ごみ袋の導入など、ごみ処理の有料化を検討しています。皆さんのご協力をお願いいたします。
■私たちの「まち」と「未来」を守るため、燃やせるごみの減量にご協力ください
▽本市の生活系ごみ(※1)の排出量は全国ワースト4位
令和4年度の国の調査では、本市の1人1日あたりの生活系ごみの排出量が、人口が同規模(※2)の232自治体の中で全国ワースト4位、県内最下位でした。
ごみの減量は、衛生的で持続可能なごみ処理体制を維持するために、必要不可欠です。
▽燃やせるごみの排出量を1日あたり・1トンへ
令和5年度の本市の燃やせるごみの排出量は1日あたり98・2トンで、令和2年度から4年連続で減少しています〔図1参照〕。令和8年3月に稼働予定の新ごみ焼却施設の処理能力に合わせるために、燃やせるごみの排出量を今よりさらに16・1トン少ない、1日あたり82・1トンまで減らさなければなりません。
▽燃やせるごみは減らせます
本市の燃やせるごみには、生ごみと、古紙や古着、プラスチック製容器包装(以下、「プラ容器」)などの資源物が、約7割も含まれています。宣言の中の「5つの行動」による生ごみの減量と分別の徹底で、目標の達成は可能だと考えています。
▽次世代のために、今、ごみを減らそう
本市のごみの現状は緊急事態にあります。このままごみが減らない場合、ごみ処理の有料化が必要となってしまいます。市民、事業者の皆さんのご協力をお願いいたします。
〔図1〕会津若松市の1日あたりの燃やせるごみの排出量の推移
※1…家庭から排出されるごみ
※2…人口10万人以上、50万人未満の自治体
問合せ:廃棄物対策課
【電話】27・3961
■ごみ緊急事態宣言の概要
▽緊急減量期間
令和6年6月から11月まで(6か月間)
▽期間中の目標
令和6年9月から11月までの3か月間の燃やせるごみの排出量を前年度同期比12%以上削減する
▽市民・事業者の皆さんに協力をお願いする5つの行動
(1)家庭での生ごみの減量
(2)家庭でのリユース
(3)家庭でのリサイクル(古紙、プラスチック製容器包装、古着)
(4)事業所でのリサイクル(古紙)
(5)事業所での食品ロス対策
詳しくは6~7ページをご覧ください
■市長がお答えします ごみ緊急事態宣言QandA
「一緒にごみの減量に取り組みましょう!」
Q1:燃やせるごみ1日あたり16.1トンの減量といわれてもピンと来ません。具体的にどのくらい減らせばいいのですか?
A1:1人1日あたりバナナ1本分(約150g)の重さの燃やせるごみを減らすことが目標です。ごみ袋が今までより一回り小さいサイズで間に合うようになったり、ごみを出す回数が減ったりするイメージです。
Q2:新ごみ焼却施設で、もっと多くのごみを焼却できるようにすれば良かったのでは?
A2:新ごみ焼却施設は、未来を担う次世代にとって過度な負担とならないことを考慮した上で、最大限の施設規模としました。令和12年から17年の本市の人口が令和2年と比べて12.2%から17.9%減少するといわれる中、規模を13%縮小しています。
Q3:以前からごみを減らしていて、これ以上減らすことは難しいのですが…。
A3:大変ありがたいことに、ごみの減量に取り組む人が増えています。すでにごみの分別や減量に十分取り組んでいる人には、家族や友人、職場の同僚など、まわりの人へ呼び掛けをお願いします。みんなで協力して、ごみを減らしましょう。
問合せ:廃棄物対策課
【電話】27-3961
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