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自治体の皆さまへ

教育長メッセージ

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福島県双葉町

■2024年 夢と希望のある「学び」へ
明けましておめでとうございます。辰年という事もあってか、双葉町における日の出が、例年に増して力強く、そして勢い良く昇って見えたのは私だけでしょうか。
子どもたちはもちろん、保護者の皆さま、町民の皆さまにおかれましては、穏やかなお正月をお迎えしていることと推察申し上げます。
さて、新しいまちづくりが、一昨年の一部避難指示解除を受けて、さらにスピード感を持って目に見える形で進められております。町内での学校の設置についても、先般より広報してまいりましたが、「双葉町学校設置検討委員会」は、現在、第3回まで検討を進めてきました。保護者の皆さまはもとより、広く町民の皆さまからも意見をいただくためアンケートを実施しているところです。今後とも、町立学校の教育環境の充実に努めるとともに、町民の子どもたちが安全・安心で楽しく学校生活が送れ、自己実現が叶うよう支援してまいりたいと思います。
また、生涯学習として各自治会や婦人学級、さらには芸術文化・伝統芸能活動団体において熱心に学習・活動されている皆さまにとって夢と希望のある「学び」が実現できるよう物心両面にわたりサポートしてまいりますので本年もよろしくお願い申し上げます。

■第3回双葉町学校設置検討委員会 11月29日
双葉町学校設置検討委員会も第3回を終え、いろいろな方向性をまとめていただいております。最終決議は、町長が主宰する「総合教育会議」となります。令和5年度中には、教育基本構想をお示しできるよう検討を重ねてまいります。
教育部会や、行政部会といった専門部局によるワーキンググループを開催して、それぞれに多くの意見を集約し以下の検討課題事項に対する方向性をまとめてもらっております。(1)敷地の選定 (2)児童生徒数の想定 (3)0歳から15歳までの学びの場 (4)保育機能の整備 (5)学校の検討課題 (6)地域と共創する学校
そしてアンケート内容についても子どもがいる世帯や町民を含め町の関係者、パブリックコメントなども視野に入れながら検討いたしました。

■双葉郡教育復興ビジョン第10回ふるさと創造学サミット 12月2日
福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校において、4年ぶりに子どもたちが一堂に会して開催することができました。サミットスローガンは「~伝え合い、つながって、広がる
ふるさとふたばの学び~」町村や校種を越えて学び合い、多様な見方・考え方にふれることで視野を広げることを目的に取り組んでおります。国からも平木大作復興副大臣、安江伸夫文部科学大臣政務官、そして福島県教育委員会の大沼博文教育長に視察していただきました。児童・生徒の皆さんは、自分の町・村について「復興の様子、課題は何か、こんな町・村になってほしい」等のテーマで、熱心に意見交換をしました。小学生が高校生に質問する場面もあり、双葉郡のふるさと創造学は、全国でも類のない広域の少人数学級の子どもたちが集い特色ある深い学びができていると思います。今後は、全国に発信して特色ある学びの情報交換ができれば、さらに素晴らしい教育効果が期待できると考えます。

双葉町教育委員会教育長 舘下 明夫

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