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自治体の皆さまへ

教育長メッセージ

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福島県双葉町

■夢と希望のある「学び」へ
令和6年1月1日の夕方に発生した能登半島地震から1カ月が過ぎますが、被災状況の報道があるたび、甚大な被害状況に驚きと悲しさと、改めて自然災害の恐ろしさを感じました。一日も早い、復旧・復興が達成できるようお祈り申し上げたいと思います。
13年前、東日本大震災による建物倒壊や津波被害、そして東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能汚染と未曾有の複合災害を経験した私たちにとって、やはり「3.11の教訓」として防災意識の向上に加え、普段からの備えについて多くの場面で定期的・組織的に話し合う取り組みをしなければならないと思いました。
さっそく、町立学校には、防災意識の醸成と避難マニュアル等の見直しをするようお願いしました。先人の言葉に「天災は忘れたころにやってくる」というのがありますが、まさしく、防災に対する意識や備えが薄くなり安全・安心な生活に浸ったようなタイミングで自然災害が起きるのかもしれません。そのためには、自治体における定期的な防災計画の見直しに加え、地域住民への防災対策の啓発が重要であると思います。
どうか、ご家族の中でも災害に対する備えについて話し合ってみてください。

■メジャーリーガーの大谷翔平選手からの野球グローブが届きました。
双葉南小学校、双葉北小学校それぞれに野球グローブが3個ずつ届きました。児童の皆さんには、1月9日の第3学期始業式に、校長先生から紹介があり披露されました。夢や希望を持って努力する姿勢の大切さと、純粋に「一生懸命」に取り組むことの素晴らしさを習得してもらえればと思います。大谷選手からのメッセージをご紹介します。

▽学校関係者各位
貴校ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。ロサンジェルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのメジャーリーガー、大谷翔平です。
この手紙は、このたび私が学校に通う子どもたちが野球に興味を持ってもらうために立ち上げたプログラムをご紹介するためのものです。この3つの野球グローブは学校への寄付となります。それ以上に私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。
それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです。
この機会に、グローブの寄贈をさせていただけることに感謝いたします。
貴校の益々のご発展をお祈り申し上げます
野球しようぜ。
大谷翔平

双葉町教育委員会教育長 舘下 明夫

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