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自治体の皆さまへ

長崎大学・放射線健康相談窓口便り

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福島県双葉町

長崎大学では、健康福祉課内にスタッフが駐在し、放射線被ばくと健康についての相談窓口を担当しています。『広報ふたば』を通じ、放射線と健康に関する情報を発信しています。

■走行サーベイによる旧特定復興再生拠点区域の空間線量率の測定
現在長崎大学では、2022年8月に避難指示が解除された旧特定復興再生拠点区域内の放射線量を調査することを目的に、走行サーベイによる調査を実施しています。これは、自動車内に線量計を搭載し、速度やルートを毎回一定に保ちながら道路を走行することで、環境の放射線量率を測定するものです。これにより、地図上に走行ルートの測定結果が反映されます。
2023年7月に実施した測定では、全測定地点の91%が1年間あたりの被ばく線量が1ミリシーベルト(mSv)以下でした(表1)。平均値は1時間あたり0.11マイクロシーベルト(μSv/h)、最大値は0.75μSv/h、最小値は0.12μSv/hでした。今後も双葉町の住民の皆さまが安心して帰還・生活できるよう、このような調査を継続し、結果を報告してまいります。
放射線と健康に関する疑問や質問がありましたら、長崎大学・復興推進拠点のスタッフに、お気軽にお問い合わせください。

▽表1.双葉町の空間線量率割合(測定地点:1399地点)

※1 青色(0.10μSv/h以下)の地点を含む(本紙図1参照)
※2 年間の空間線量率(mSv/y)算出方法:1日のうち屋外に8時間、屋内(遮へい効果(0.4倍)のある木造家屋)に16時間滞在するという生活パターンを仮定して算出します。

問合せ:健康福祉課 健康づくり係
【電話】0240-33-0131

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