文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 ごみについて考える。(1)

2/30

福島県国見町

連日のようにごみの問題がテレビや新聞などで報道されています。この問題は日本だけではなく、世界的に問題となっています。
現代社会では、大量生産・大量消費で経済が成長してきました。しかし、その陰で増え続けたのが「ごみ」です。
国見町でも毎日膨大な量のごみが出されています。家庭から出るごみ、事業所からのごみなど、その種類はさまざまです。
その結果、地球温暖化やごみの埋立地の容量不足など、新たな問題が生まれています。
今、ごみ問題は私たちの生活に密接に関わっており、無視することはできない問題となっています。
解決するには、町民の皆さんの協力があって初めて成果を生み出すことができます。
私たちの一人ひとりの小さな行動が積み重なることで大きな変化を生み出すことができます。
一緒にごみの減量化、考えてみませんか?

■国見町は県内でワーストのごみ排出量
令和4年度、福島県は1人1日あたりのごみの排出量が全国ワースト1位でした。
国見町は県内市町村でワースト1位の排出量となりました。
令和元年の東日本台風や令和3年と令和4年に発生した福島県沖地震に伴う「災害関連ごみ」が一因と考えられます。

■数値で紐解く国見町の「ごみ」
国見町のごみ排出量は県平均、全国平均と比較をしても多く、近隣市町村と比較をしても多い状況がわかります。(表1)
国見町の総合計画では、ごみ排出量の目標を設定しています。その数値は2025年度の時点で1人1日あたり689グラムで、2030年度には619グラムとし、現状と大きく離れています。

ごみは、一般的に家庭生活の中から発生する「生活系ごみ」と会社やお店などの事業活動を通じて発生する「事業系ごみ」に分けられます。
令和4年度の国見町の内訳を見ると、生活系ごみが約7割を占め、「事業系ごみ」は約3割を占めています。(表2)
これらのごみの処分を行っているのが「伊達地方衛生処理組合」です。組合は、国見町のほか、伊達市・桑折町・川俣町からの負担金で運営されています。この負担金は、それぞれ搬入されるごみの量によって決まります。
国見町のごみ処理費用は年々増加しており、令和5年度の負担金は3798万円となり、令和4年度から比較すると700万円以上増加しています。(表3)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU