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ほけんだより―Health topics―

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福島県国見町

■今、はじめよう。子宮頸がん予防
▽ウイルス感染でおこる子宮頸がん
子宮頸がんは子宮の入口にできるがんのことで、子宮頸がんの95%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものです※。
このウイルスは、女性の多くが“一生に一度は感染する”と言われます。感染しても、ほとんどの人は、自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
現在、感染した後にどのような人ががんになるのか分かっていないため、感染を防ぐことががんにならないための手段です。
※HPVは一度でも性的接触の経験があればだれでも感染する可能性があります。

▽何人くらいが子宮頚がんになるの?
日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頚がんになり、毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人が、1年間に約1,000人もいます。
一生のうち子宮頚がんになる人:70人に1人程度
子宮頚がんで亡くなる人:350人に1人程度

▽今からできること HPVワクチンの予防接種
定期接種(無料):平成20年4月2日から平成25年4月1日生まれ(小学6年から高校1年相当)
キャッチアップ接種※:平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれでワクチン未接種の女性(17歳~27歳相当)
※無料で受けられるのは、令和7年3月末までです。ワクチンは3回接種する必要があるため、9月までに1回目の接種を受けましょう。

▽20歳を過ぎたらできること 子宮頸がん検診
HPVにはたくさんの種類があり、ワクチン接種では感染を予防できないウイルスもあります。ワクチンを受けていても、子宮頸がん検診は必要です。
町では、20歳以上の偶数年齢の方を対象に実施しています。受診するには受診録が必要です。お手元にない方で受診を希望する方はご連絡ください。

■毎月19日は「みんなで食べる国見の日」
町では毎月19日を「みんなで食べる国見の日」とし、家庭や地域で受け継がれた料理を食べるよう推奨しています。国見町食卓図鑑から今月のおすすめメニューはこちら!

▼ぼたもち~お盆にいただく大切な一品~
▽材料
もち米:適量
うるち米:適量
あずき:適量
枝豆(冷凍もの):適量
きな粉:適量
すりごま:適量
砂糖:少々
塩:少々

▽作り方
(1)もち米8:うるち米2の割合で炊く。
(2)砂糖と塩少々を加えたお湯で、あずきを煮る。
(3)解凍した枝豆と塩、砂糖をフードプロセッサーに入れ、細かくなるまで回す。
(4)すりごまに塩と砂糖を加えて味付けする。
(5)(1)の炊いたお米を丸め、きな粉や(2)(3)(4)をつけて完成。

■見直そう!「重複受診・頻回受診」「重複・多剤処方」
▽重複・頻回受診とは?
重複受診とは、同様の病気で2カ所以上の医療機関を受診することをいいます。また、頻回受診とは、ひと月に同様の病気で同じ医療機関に15回以上通院することをいいます。
・体に悪影響を与える危険
重複する検査や投薬により、かえって体に悪影響を与えてしまう心配もあります。過度な受診に気を付けましょう。
→医療費の負担

▽重複・多剤処方とは?
重複処方とは、複数の医療機関から同時期に類似している薬効の薬を処方されることをいいます。また、必要以上に多くの種類の薬を処方されることを多剤処方といいます。医療機関に通院する時には、「おくすり手帳」を持参しましょう。
重複・多剤処方によりこんなことが起こるかも…
・副作用や中毒が現れることがある
・薬本来の効果が表れない
→医療費の負担を増やしてしまう

▽個別訪問を行っています
町では、「重複・頻回受診」「重複・多剤処方」に該当する方への受診指導を行っています。保健師または看護師が個別訪問をして、健康状態や生活状況を確認するとともに、適切な受診や投薬などの受診指導や健康相談を行います。ご協力をお願いします。

問合せ:ほけん課保健係
【電話】585-2783【E-mail】hoken@town.kunimi.fukushima.jp

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