■あなたの心は大丈夫?
「高齢者のうつ病」(2)
~原因と特徴~
老化や病気による身体的変化、子どもの独立などによる役割の喪失、身近な人との別れなど、高齢者はうつ病にかかる要因が多くあります。また認知症と間違われやすいなど気づかれにくく、悪化させてしまう世代でもあります。今回はその原因と特徴についてお伝えします。
◇うつ病のきっかけが増える
うつ病のきっかけとなる喪失体験、社会的孤立からくる慢性的なストレスや悲しい出来事がもっとも多い世代です。
◇体の症状が出やすい
高齢者のうつ病は「疲れやすい」「あちこち痛みがある」「食欲がない」等からだに症状が出やすく、うつ病と疑われにくい傾向があります。
◇からだの病気が増え気弱になる
年齢を重ねるとさまざまな病気にかかりやすくなります。思うように体が動かせない等から、ストレスや絶望感が強くなります。
◇認知症と間違われやすい
認知症外来を受診する人の5人に1人は、認知症ではなくうつ病といわれています。認知症と共通する症状も多く、間違われやすいといえます。
体の衰えや物忘れ、介護など高齢者に関するご相談は高齢福祉係または地域包括支援センターまでお願いします。
問合せ:
大玉村役場健康福祉課 高齢福祉係【電話】24-8116
大玉村地域包括支援センター【電話】48-4850
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