この夏、町では小学生を対象に「いろいろ体験くらぶ」を開講しました。これは、子どもたちに多種多様な体験の場を設けることにより、広い視野をもった人材の育成と青少年の健全育成を目的に開催したものです。
家族と一緒に参加する講座もあり、いろいろな体験を通して家族や参加者同士の交流を深めることができました。講座に参加した子どもたちからは、「楽しかった」「また参加したい」などの感想が寄せられ、楽しい夏休みの思い出をつくることができました。
■第1回親子木工教室「キーホルダーかけをつくってみよう!」
いろいろ体験くらぶ第1回親子木工教室「キーホルダーかけをつくってみよう!」を8月4日、多目的研修集会施設大ホールで開催しました。
この事業は福島県の森林環境交付金を活用したもので、福島県産間伐材を利用して木工作品を製作することで、森林の恵みに触れ、森林の必要性を学習することを目的に開催しています。
小野町建築家具組合の指導のもと、今回はキーホルダーかけを製作しました。
参加者からは、「クギを打つのがとても楽しかった」「難しかったが作れたのがうれしかった」「子どもと物を作ることができてとても楽しい時間になった」などの声が聞かれました。
■第2回「プールでカヌー体験!」
いろいろ体験くらぶ第2回「プールでカヌー体験!」を8月5日、B and G海洋センタープールで開催しました。
当日は、水辺の事故防止を楽しく学べる「水辺の安全教室」やライフジャケットを着用して浮遊体験を行った後に、パドルの使い方などのカヌーの操作に必要なことを学び、実際にプールでカヌーに乗ってみました。
初めてカヌーに乗った子どもも多く、最初はなかなか思い通りに進めませんでしたが、だんだんとコツをつかんで、水上を進む感覚を楽しんでいました。
■第3回「モッツァレラチーズをつくってみよう!」
いろいろ体験くらぶ第3回「モッツァレラチーズをつくってみよう!」を8月7日、勤労青少年ホーム調理室で開催しました。
はじめにモッツァレラチーズができる工程を学び、その後実際に体験しました。
児童・保護者が協力してチーズの形を整え、塩味をつけて手作りチーズを仕上げていきました。手作りする中で、家族の会話や参加者同士の交流が深まった様子でした。
今回、町内の酪農家の方に協力をいただき、材料として町産の生乳を使用することで、地元の食材の魅力を知ってもらい、また乳酸菌による「発酵の力」について体験し、楽しみながら学ぶことができました。
■第4回「ピザをつくってみよう!」
いろいろ体験くらぶ第4回「ピザをつくってみよう!」を8月19日に開催しました。
町内でイタリアンレストラン(Circolo Il Piccolo Campo)を営む橋本寿一さんに店内でご指導いただき、本格的なピザづくりに挑戦しました。
まずは2つのグループに分かれ、200グラムずつに計量してピザ生地をつくったり、薪窯の火起こしをしたり交互に体験をしました。
その後ピザ生地を伸ばし、その上にトマトソースとチーズとバジルをトッピングしました。橋本さんと一緒に薪窯で焼き上げ、みごとな「ピッツァマルゲリータ」ができ上がりました。
最後に橋本さんから子どもたちに「計量達人」「生地伸ばし名人」「火起こし名人」などと書かれた「修了証」が手渡されました。
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