村では小中一貫教育を推進するべく、学校や保護者だけでなく、村民や村外の皆様にも、様々な情報や現状についてお知らせするため隔月で連載を行います。
●5時間目「一貫校、一貫教育に向けて」
昭和中学校長 土橋 康弘
日頃より本校の教育活動にご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。また、過日の小中文化祭では多くの方にご来場いただき感謝申し上げます。前回の小学校の視点に続き、今回は中学校側からのお話をさせていただきます。
1.乗り入れ授業(中学校教員が小学校で教科指導を行う。5・6年生で実施)について
「乗り入れ授業をしている先生からの声」
・中学校に入学するまでに身に付けてほしい内容を事前に教えることができるのがいいです。
・小学生の様子も知ることができ、入学後もスムーズに授業が進められそうです。
・小学校の教科内容を知ることができて、勉強になります。中学校で教える内容との関連を図り、同じ単元の授業でより発展的な授業を構想することが可能となります。
2.小中一貫教育の良さについて
・9年間を見すえた指導計画を作成することで、子どもの発達段階に応じた授業や学校行事を生み出すことが可能。他学年との交流を図ることで社会性を学ぶ機会が増えます。
・中学校の教職員が小学校段階での指導に関わることにより、児童の中学校への進学に対する不安が一定程度解消されます。(いわゆる「中1ギャップ」)
・専門の免許を持った先生が乗り入れ授業を行うことで、より深い学びを行うことができます。興味・関心を持たせながら教科の指導ができます。
・興味・関心が多様化する思春期前期において、中学校教員も含めた様々な教職員が指導に関わることにより、子どもたちのよさを多面的に評価したり、資質や能力を伸ばしたりすることができます。
※小・中学校ホームページのQRコードは本紙参照
お問い合わせ:教育委員会
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