令和6年 6月議会 行政報告(2)

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●商工関係
「かすみ草の村地域振興券」発行について、昭和村商工会と契約し、7月1日からの開始に向け、準備を進めています。
本村と柳津町、三島町の2町1村の「奥会津地域づくり協同組合」については、6月1日現在のマルチワーカー雇用者は5名となり、派遣利用を希望する事業者へ、計画的に派遣される予定です。

●観光交流の振興
「草加宿場まつり」が6月1日・2日に行われました。本年度も「夏の体験ツアー」など四季に対応したツアーが予定されており、草加市民の方々と交流を深める予定です。
「御前ヶ岳登山」は、5月25日に山開きが行われ、多くの登山者が訪れました。
喰丸小を会場とした「チャレンジショップよいやれ屋」には、村内の個人、団体を含め19件の登録があり、今年度も、地域住民等の交流の場として定期的な開催を計画しています。
また、喰丸小でのイベントとして、「教科」をテーマとしたイベントを実施します。今月から「図画工作」イベントを開催し、今年度中に「歴史」や「音楽」イベントも開催します。
道の駅からむし織の里及び喰丸小駐車場は、区画線が見えにくくなっていたため、区画線の線引き工事を5月連休前に完了しました。
今年度の促進空き家活用事業は、公募に1件(大岐地区)の申込みがあったため、今後、現地調査を行い、改修設計業務委託の入札を行う予定です。

●生活基盤の整備
繰越事業の新設改良舗装工事の村道中向小田垣線と入間方不動沢線の道路改良舗装工事は、4月初めに工事を再開し、6月30日の完了に向けて順調に工程が進捗しています。
国道401博士峠旧道区間については、会津若松建設事務所から、6月の県議会の議決後に、村道へ移管するとの連絡があったことから、本定例会において、村道認定の承認に関する議案を提出しました。

●上下水道関係
公共下水道施設管理更新一体マネジメント方式導入可能性調査について、県下水道課に支援をいただきながら、調査開始に向けて、準備を進めています。

●からむし織体験生事業
昨年度に採用された30期生5名が体験を修了し、引き続き1名が研修生となったほか、今年度においても、5名の体験生が31期生として入村し、5月の連休明けより、からむし栽培から織にいたる全工程と山村生活の体験が始まっております。

●保健事業
昨年から無料トライアルで提供を開始していたスマートフォンで産婦人科医・助産師・小児科医に気軽に無料で相談できるサービスは、今年5月末時点まで小児科18件、産婦人科4件の利用があり、今年5月から国の交付金事業を活用して本格運用を開始しています。
今年度から新たに開始した50歳以上の帯状疱疹ワクチン任意予防接種については、22名が希望され、国保診療所にて希望日に応じて接種を行っています。
日帰り人間ドックについては、福島県保健衛生協会に26名、今年度より追加した会津中央病院に8名の申込みがありました。

●ごみ対策事業
今年4月より村民利便性向上のため、すみれ荘駐車場のリサイクルボックスを増設し、冬期間、集落での回収を行っていなかったペットボトルの通年回収に対応しています。また、空き缶とシュレッダー紙を追加回収の対象とし、シュレッダー紙は4月分で88キログラムが資源ゴミとして回収されゴミ減量につながりました。

●教育行政
4月8日には、昭和小学校5名、昭和中学校5名の新一年生が入学し、新学期がスタートいたしました。
昭和小学校では、4月から特別支援学級が新設され、教育支援の充実が図られております。今年度は、からむしについて学ぶため、5月22日にはからむし焼きの見学を行いました。今後は、垣ゆいやからむし引きの体験が計画されています。
昭和中学校では、4月24日から3日間、東京方面への修学旅行を行いました。全会津中体連陸上大会では、日ごろの練習の成果が十分発揮され、全会津中体連卓球大会では、女子団体が準優勝するなど、7月に行われる県大会への出場を決めております。
小中一貫教育の推進では、昭和中学校の教員による昭和小学校への乗り入れ授業を、今年度は6年生の理科と英語の授業で実施しており、専門的な指導の提供と、中一ギャップの軽減につなげるとともに、昭和小学校の養護教諭が昭和中学校の業務支援を行うなど、双方の教職員が連携して、小中一貫教育の推進を図っています。
また、3月には、昭和村子どもの教育検討委員会から、今後の子どもの教育の在り方として、保育所、小学校、中学校、学校給食センターが一体となった総合教育施設の必要性について提言を受けました。村では、現在、財政面での検討を進めており、それを踏まえたうえで方針を決定します。
また、今年度から昭和小・昭和中学校に在籍する児童生徒の学校給食費の無償化も開始しました。
各種の学級や生涯学習講座が4月に開講したほか、昭和村電子図書館は、村民の利便性向上と幅広い蔵書を整えるために電子図書館蔵書計画を策定し、さらなる充実に向け取り組んでいます。5月26日には昭和村総合運動会を開催し、保育所児童から高齢者まで大勢の村民が参加しスポーツを通した親睦が図られました。次回はさらに充実した催しとなるよう改善を行っていきます。
文化財関係では、5月25日に国指定天然記念物の駒止湿原山開きが行われました。今年度は、駒止湿原保存管理計画の見直しを行うため、今月7日に1回目の検討会議が開かれ、10月までに素案を作成する予定となっています。