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自治体の皆さまへ

災害に備えて、いまからはじめる防災

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福島県本宮市

今年も台風や集中豪雨によって水害が発生しやすい時期、いわゆる“出水期”を迎えました。
また、今年で令和元年東日本台風から5年が経過します。
過去の災害を忘れず、教訓として早めにできることをはじめていきましょう。

■雨による災害で注意すべきこと
~それぞれの災害の特徴を防災マップで確認しておきましょう~

▼川から水が溢れる
川や水路などには絶対に近づかない!

▼斜面が崩れる
がけ地や斜面には絶対に近づかない!

▼道路が冠水する
線路や道路の下などを通行する際は要注意!

■災害への備え、できていますか?
~自分の命を守るためにできることから進めていきましょう~

▼家族や親戚と話し合い
〜マイ避難を作成しよう〜
災害から命を守るために一番大切なことは避難することです。
しかし、災害が差し迫った状況で「いつ」、「どこに」、「どのように」避難するか判断するのは簡単ではありません。
いざという時に的確に避難できるよう事前に自分に合った避難行動=マイ避難を作成しておきましょう。
・防災マップ2022の8~10ページを参考に作ってみよう!

●マイ避難の作成を支援しています
市では、行政区や自主防災組織での出前講座などに伺い、マイ避難の作成を支援しています。

問合せ:市民部 防災対策課
【電話】24-5365

▼日頃から準備・点検
〜持出品と備蓄品を確認しよう〜
災害時には、電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまうことが想定されます。
いざという時に安全に避難できるよう日頃から非常時の持出品や備蓄品を確認しておきましょう。

○貴重品
・現金・預金通帳
・健康保険証
・印鑑
・免許証

○食料類
・非常用食品
・飲料水
・離乳食
・粉ミルク

○医薬品類
・常備薬
・歯ブラシ
・マスク
・生理用品
防災マップ2022の13ページも参考に考えてみよう!

○災害情報ツールなど
・防災ラジオ
・携帯電話
・乾電池
・モバイルバッテリー

○安全装備品など
・懐中電灯
・雨具
・ヘルメット
・軍手

■気象情報や災害情報の取得方法を知っておきましょう!
的確なタイミングで避難するためには、気象情報や災害情報を入手することが大切です。
情報はさまざまな方法で取得することができますので、今のうちに取得方法について確認し、災害時に生かせるようにしましょう。

▼POTEKA(ポテカ)〔本宮市〕
ポテカとは、小型気象計が観測した情報をウェブサイトやスマートフォンアプリで簡単に見ることができるサービスです。市では、令和4年から市内7カ所に気象計を設置しています。職場や外出先から自宅や学校付近の気象状況をリアルタイムに確認できます。
観測できる情報:気温・湿度・風速・1時間雨量・連続雨量など
閲覧方法:専用のウェブサイトやスマートフォンアプリで閲覧できます。

▼福島県防災アプリ〔福島県〕
今年4月から運用が始まったスマートフォンアプリで、登録することで気象警報や避難情報、避難所情報などの通知がタイムリーに届きます。
●主な機能
・各種防災情報の通知
・マイ避難の作成・登録
・洪水や土砂災害ハザードマップなどの閲覧
・現在地周辺の避難所情報の確認
・グループ登録したユーザー間の安否情報の共有

▼福島県防災ポータル〔福島県〕
今年4月から運用が始まったウェブサイトで、さまざまな災害情報や防災情報を簡単に確認することができ、的確な避難に必要な情報を入手することができます。
●主な機能
・地図上で最新の気象情報や河川の水位情報(ライブカメラ映像含む)、道路規制情報、避難所開設情報などの閲覧
・洪水や土砂災害ハザードマップの閲覧
・県や市町村からの緊急情報や防災に関するお知らせの確認

▼NHKデータ放送「dボタン」〔NHK〕
テレビのリモコン「dボタン」で災害時に役立つ避難情報や避難所開設情報、河川の水位などを簡単に見ることができます。
操作方法は、市のホームページをご覧ください。

■令和元年東日本台風の被害を踏まえ、進む流域治水対策
▼新たな『遊水地』整備
国土交通省は、令和元年東日本台風の甚大な被害を受け、阿武隈川上流域の鏡石町、矢吹町、玉川村に遊水地の整備を進めています。遊水地の整備には、多くの家屋の移転や広大な土地が必要となります。現在、鏡石町、矢吹町、玉川村の皆さまのご理解とご協力により、令和10年度の完成を目標に事業が進められています。
下流域に住む私たち本宮市民にとって、大きな恩恵を受けるこの事業の大切さを理解するとともに、遊水地整備にご協力いただいている皆さまへの感謝の心と令和元年東日本台風の災害を忘れることなく、私たちも積極的に防災・減災に取り組んでいきましょう。
総面積:約350ha
貯留量:約1,500~2,000万立方メートル(東京ドーム12~16杯分)

▼遊水地とは?
洪水時に河川の流水を一時的に貯留するための施設です。
遊水地に一時的に水を貯留することで、その地域と下流域の浸水被害を軽減する役割を果たします。

▼どのくらいの効果があるの?
令和5年8月時点のシミュレーション結果では、河道掘削と遊水地の整備により、阿久津水位観測所(郡山市)で約1mの水位低下が見込まれています。
※今後の調査や計画によって、数値が変更となる可能性があります。

■給水車を1台追加、より柔軟な災害対応が可能に!
今年3月、市内に給水車1台が追加配備され、2台体制での運用となりました。
給水車は、主に災害などにより断水が発生した際に、飲料水や生活用水を供給するために使用されます。
2台体制での運用となり、本宮地区と白沢地区に1台ずつ配備したことで、これまでよりも柔軟な災害対応が可能となりました。

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