歯を見せて 笑える今を 未来にも
令和6年度 歯と口の健康週間標語
いつまでも元気で健康に生活していくためには、食事に気を付けたり、運動を心がけるだけでなく、歯や口が健康であることが大切です。おいしくなんでも食べたり、人とおはなしをしたり、表情をつくるのも歯や口が健康でなければできないことです。
日頃から歯や口のお手入れをして健康を保ちましょう。
■歯周病が全身の病気につながる…?
日本人が歯を失う最も大きな原因と言われているのが「歯周病」です。生活習慣が大きく関係することから歯周病も生活習慣病のひとつと考えられています。歯周病はむし歯と同様に歯の表面についた歯垢の中にいる細菌が原因で生じる歯肉や骨の病気です。歯垢の中にいる細菌が歯肉の血管から全身に入り、心疾患や糖尿病、動脈硬化などに関わると言われています。また、誤嚥により細菌が肺に入ることで誤嚥性肺炎も引き起こすとされています。
●家庭でできるセルフケア
▽歯みがき
毎日歯みがきをし、歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておくことが何より大切です。また、鏡を使って歯肉を観察することで歯周病のチェックができます。歯をみがくと歯肉から血が出たり、赤色に歯肉が腫れていたら要注意です。
▽生活習慣の改善
歯周病の予防には、歯みがきだけでなく、十分な睡眠と休養、規則正しい生活、栄養バランスのよい食事、禁煙などが重要です。生活習慣を改善することは、肥満やメタボリック症候群の予防、ひいては生活習慣病の予防にもつながります。
▽入れ歯の手入れ
入れ歯はむし歯になりませんが、歯ぐきの隙間などに汚れがたまりやすく、カビや細菌が繁殖しやすくなっています。そこで汚れがこびりつかないよう、毎食後に、はずして水で軽くすすぐようにし、1日1回は歯ブラシで磨いたり洗浄液につける等のお手入れをしましょう。
■歯周疾患検診の助成を行っています
柳津町では、下記の方に対して、歯周疾患検診の助成を行っています。今年度より、20歳・30歳・昨年度内に80歳になった方も追加となりました。
対象者:柳津町に住所があり、年度内に20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳になる方、妊婦、昨年度内に75歳・80歳になった方
※対象者には、個別で通知しております。ぜひこの機会に受診してください。
歯医者さんは、歯周病やむし歯の治療だけでなく歯科健診や歯科相談なども行っています。普段から気軽に相談できる「かかりつけ歯科医」を持つことで、口の中のトラブルにも早めに対処できます。また、定期的に歯医者さんで健診を受けることで、口の病気や歯周病・むし歯の予防及び早期発見・早期治療につながります。受診間隔は、3か月から半年に1回の受診をおすすめします。
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