■11月は虐待防止月間です
近年増えてきている児童虐待。その実態はさまざまで、殴る蹴るなどの暴力にとどまらず、食事を与えず放置したり、しつけや罰と称し熱湯をかけたり、お風呂に沈めたりして、小さな命が絶たれてしまうといった悲しいニュースが相次いでいます。
[Check]
身体的虐待
・殴る
・蹴る
・やけどをさせる
・戸外に閉め出す など
心理的虐待
・暴言を浴びせる
・きょうだいの差別
・家庭内での暴力・暴言を見聞きさせる
・無視する など
ネグレクト
・食事を与えない
・身なりが不衛生
・夜子どもだけで家に置く
・登校(園)させない など
性的虐待
・わいせつな行為、性行為の強要
・性器を触らせる
・ポルノビデオを見せる・被写体にする など
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これらはすべて虐待です!!
■夫婦喧嘩や怒鳴り声、暴言は子どもの心身の発達に大きく影響します。
「暴言や面前DVにより脳の一部が変形」
怒声や暴言は子どもの脳に深刻な影響を与えます。見たくないものや聞きたくないものを受け取らなくていいように脳が変形してしまうからです。
■児童虐待相談件数で、最も多いのは心理的虐待です。
児童相談所によせられる相談内容は「心理的虐待」の割合が最も多く、子どもを叩いていなくても、「こんなこともできないの?わからないの?何度言ったらわかるの?馬鹿な子ね!!」など罵声を浴びせたり、きょうだい間の差別「兄姉はできるのに何であなたはできないの?何も買ってあげないからね!」と言ったり、子どもの目の前での夫婦喧嘩や、家庭内のDVを見聞きさせたりする「面前DV」など、これらはすべて子どもの心(精神)や脳の発達への影響が心配される心理的虐待となります。
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そうなるとこんな結果になる可能性も…
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・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・うつ病例:周囲が信じられず、引きこもる。
・依存症(アルコール・薬物・ゲーム・ギャンブル)例:他に快楽を求める。
・自殺企図(例:自分なんかいなくなればいいと思ってしまう)。など
▽そうならないために、保護者のストレス要因を少しでも減らしましょう。
・職場や家事のストレス
・経済的なストレス
・看護や介護のストレス
・子どもの発育のストレス など
ストレスを溜めてしまいがちな人は、まじめで自分だけで頑張ってしまう場合が多いというデータがあります。家族で話し合ったり、関係機関に相談したりすることが大切です。
●もし自分自身で「このままだと虐待しそう…」や、近隣の人が「あそこの家、大丈夫かな?」と思ったら、
迷わず『189(いちはやく)』へお電話を‼
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