■地域住民が講師役に
『子どもと地域をつなぐ学習活動』
町では、地域学校協働活動として、地域全体で子どもたちの成長を支えるため、地域と教育機関が連携して、さまざまな学びの場を展開しています。高齢者や成人、学生、PTA、NPO、企業、団体などの地域住民が、小中学校や幼稚園へ出向いて講師となり、自分の知識や技術を活かして、子どもたちに学びを提供しています。
令和5年は、町で重点的に取り組む「家読(うちどく)」を推進するため、町内の読み聞かせ団体によるおはなし会に力を入れるほか、町発祥のりんご「王林」について現地で学ぶなど、地域ならではの活動に取り組みました。児童からは「教科書からは学べないことを教わった、講師からは「子どもたちから元気をもらった」などの声があり、相乗効果が生まれています。今後も子どもたちと地域をつなぎ、充実した学習活動に取り組んでいきます。
◎本活動に協力していただける個人・団体を募集しています。興味のある人は、地域学校協働活動事業本部(【電話】582-3129)まで。
■キャンプ気分で
『いろいろ焼こう』
キッズスクール「いろいろ焼こう」が12月3日、町民グラウンドで行われ、会員7人が火起こしを体験しました。講師の内村勝男さんからコンロに木々をどう入れたら燃えやすいかコツを教わり、協力して積み上げました。続いて、マグネシウムライターを使って、着火に挑戦。火打石の原理で、こすり合わせて出た火花を麻ひもに落とし、火を点けました。火の扱い方や危険性を学び、最後に、マシュマロや餅、さつま芋を焼いておいしく食べました。
■端材を活かして
『クリスマスリースづくり』
小学3・4年生対象のオープンキッズスクール「クリスマスリース作り」が12月9日、イコーゼで行われ、15人が参加しました。ウッドワークの田中満さん、育子さんを講師に招き、端材を活かしたリース作りに挑戦。約3cmの木材キューブを紙やすりで磨き、絵具で緑色に染めました。10個の木材と木目ビーズに針金を通してリースの土台を作成。その後、松ぼっくりや雪だるまなどのパーツを飾りつけ、世界に一つだけのリースを完成させました。
■地域の平安を願う
『だんごさし』
今年1年の五穀豊穣や無病息災を願う、小正月の伝統行事「だんごさし」が1月13日、伊達崎小学校の土曜学習の一環で行われました。青少年健全育成町民会議伊達崎部会、保護者、地区町内会長、婦人会の協力のもと、毎年実施しています。当日は、児童を中心に飾り付け用のだんごを練り、縁起物の「ひょうたん」や「たい」を、ミズキの木に飾りつけました。参加した児童は「今年も1年間みんなと元気に過ごせるようにお願いした」などと笑顔で話しました。
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