県内外の各分野で活躍している田村市出身者を紹介するコーナー
■田村市産の野菜で漬物を
渡辺恭利(やすとし)さん
船引町出身のビールメーカー勤務醸造家渡辺恭利さん(神奈川県)の作品が、全日本漬物協同組合連合会が漬物の日本一を決める「漬物グランプリ2024」の個人の部で、グランプリを受賞しました。渡辺さんに受賞作品の特徴や、自身が描く夢を伺いました。
Q:漬物づくりを始めたきっかけを教えてください。
A:幼いころの遊びの一つに、祖母ミツ子ばあちゃんとの漬物づくりがありました。その漬物がおやつで出てきたり、運動会のおにぎりはばあちゃんの梅おにぎりだったり、漬物は身近な存在でした。「あの漬物をもう一度食べたい」と思い、作り始めたのがきっかけです。
Q:「漬物グランプリ2024」でグランプリに輝いた作品の特徴と感想を教えてください。
A:「湘南大根の鵠沼魚醤(くげぬまぎょしょう)漬け」という作品でグランプリをいただきました。素材や調味料など地産地消にこだわり、大根は身だけでなく、葉や皮に至るまで、一本を丸ごと余すことなく食すことで、野菜を育てている生産者への感謝を伝えられるように工夫しました。日本一になれたことは関わっていただいた皆様のおかげです。
Q:自身が描く夢、田村市民へのメッセージをお願いします。
A:田村市産の野菜で漬物を作りたい、それが新しい名物、名産品になればいいなと。次世代を担う子供たちが、「田村市ってすごいんだぞ」と自慢できるような街づくりに、漬物を通して貢献するのが夢です。田村市内で漬物ワークショップなどもやりたいですね。
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