令和4年度の国民健康保険特定健診受診者のデータによると、市の国保加入者の方は、国や県の平均よりHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が高くなっています。この指標は血液中のブドウ糖の量(血糖値)を表すもので、この値が高いと糖尿病のリスクが高まります。健診を受けて自身の健康状態をチェックしましょう。現在、何らかの病気で通院している方も通院している病気以外の健康状態を知るために、年に一度の健診は必ず受けましょう。
令和4年度国民健康保険特定健診受診者で、HbA1cが基準値を超える5.6以上の方の割合:
■糖尿病とは
糖質のとりすぎで血糖値が高い状態が続くことにより、血糖値を下げるインスリンの働きが低下し、血糖値がコントロールできなくなる病気です。糖尿病は自覚症状がなく、いつの間にか進行し失明、腎不全、足の壊疽(えそ)など危険な合併症を発症します。
■予防するために
○高血糖を防ぐ食事のとり方
・最初に野菜や海藻類から食べましょう。
・ゆっくり食べて腹八分を心掛けましょう。
・お菓子などの間食は控えましょう。
・就寝3時間前には夕食をすませましょう。
・お菓子やお酒のストックはしないようにしましょう。
・水分はジュース類を控え無糖のお茶などで摂取しましょう。
・お酒は糖質が含まれるビールなどの醸造酒より焼酎などの蒸留酒がおすすめです。
※極端な糖質制限をすると栄養バランスを崩し体調を悪化させますので、栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。
○血糖値を下げる運動
ウオーキングなどの有酸素運動をすると血糖値が下がります。
少なくとも週に3~5回、1回あたり20~60分程度を目安に運動をしましょう。
食事の1~2時間後に行うと、食後の血糖状態が改善されるのでおすすめです。
問い合わせ先:保険年金課
【電話】37-2140
<この記事についてアンケートにご協力ください。>