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Q(キュー)ちゃんの、つぼくら先生! 放射線のこと教えてコーナー

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福島県相馬市

Qちゃん:市内に住む小学生
つぼくら先生:相馬中央病院医師 福島医大主任教授

■放射線の影響、大人と子どもの違い
Qちゃん:ぼくみたいな子どもと、先生みたいな大人が、同じ量の放射線を受けたとしたら、なにか違いはあるのかな?

つぼくら先生:人が放射線を受けた時の影響はたくさんあってここで全てを説明できないけど、例えば、がんという病気の場合だと、大人と子どもでは放射線による体への影響が違うことが分かってきているんだよ。

Qちゃん:そうなんだ。どんなところが違うの?

つぼくら先生:細胞が分裂をたくさんしているときには、放射線のダメージを受けやすいといわれていて、放射線を浴びる時期によって発症しやすいがんの種類も違うんだ。放射線被ばくによって、大人は、骨髄・結腸・乳腺・肺・胃などのがんを発症しやすいけど、子どもは、甲状腺や皮膚のがんも発症しやすいことが分かってきているよ。

Qちゃん:そうなんだ。大人より子どもの方が影響があるなんて心配だけど、できるだけ放射線を浴びずに生活するには、どうしたらいいのかな?

つぼくら先生:今の相馬市では、健康を害するような放射線被ばくをすることは考えにくいから、毎日きちんと学校へ行って普段どおりの生活をしていれば大丈夫だよ。10年もすれば、成長して放射線の影響も大人と同じ位になるから、必要以上に心配したり、用心したりする必要はないと思うよ。

Qちゃん:そうなんだ。でも、10年以内に病気になったらどうしよう?

つぼくら先生:どうしても心配なら、市役所のD-シャトルに申し込んで日常の被ばく線量を測定すると安心できるよ。

Qちゃん:D-シャトル申し込んでみるね。先生ありがとう。

※D―シャトルの測定を希望する方は、右の申し込みフォーム(本紙参照)から申し込みください。
参考文献:「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(令和5年度版)」

■今回Qちゃんが分かったこと
・大人と子どもでは同じ量の放射線を受けても、影響に違いがあること。
・今の相馬市では健康を害するような放射線被ばくは考えにくいこと。

問い合わせ先:放射能対策室
【電話】37-2270

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