■今回のテーマ「健診受診者の疾病傾向について」
○令和4年度 健診受診者の有所見者状況(それぞれの項目について割合%で表示)
今月は、国民健康保険加入者40~74歳の特定健診受診者の疾病傾向についてお伝えします。
上記表は、健診項目について、正常範囲をはずれ、異常値となっている有所見者状況です。西郷村は、BMI、腹囲、空腹時血糖、HbA1c、尿酸の有所見者の割合が国、県と比較して高く、男性の約3人に1人、女性の約3.5人に1人が肥満です。
BMIや腹囲が異常値の場合は摂取エネルギーの過剰が疑われ、それに伴う肥満は生活習慣病を招く恐れが高くなります。空腹時血糖、HbA1cや尿酸が異常値の場合は、血管を傷付け、糖尿病や腎臓病、高尿酸血症(痛風)などを引き起こすといった影響が懸念されます。
異常値が出ると心配になりますが、早期発見により、早期治療へ繋げることができます。ぜひ健診結果で自分の現状値を知り、生活習慣病を防ぐために、日々の生活を見直してみましょう。
○健康ワンポイントアドバイス
よく眠れていますか?質の悪い睡眠習慣は、生活習慣病の発症や、症状の悪化などのリスクを高めます。快眠のための生活習慣には、「運動」「入浴」「光浴」が欠かせません。
・運動
ストレッチなど負荷の少ない有酸素運動を就寝の3時間前に行うことが有効です。
・入浴
就寝の2~3時間前が効果的です。38~41度のぬるめのお湯に15分を目安に入浴しましょう。
・光浴
起床後、太陽の光を浴びることで体内時計を24時間に調節します。太陽光は、曇りの日でも蛍光灯の約100倍の照度があり、体内時計の調節に欠かせません。就寝前のスマートフォンなどのブルーライトは体内時計を遅らせますので、注意が必要です
次回は、「がん健診について」です。
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