■今回のテーマ「減塩について」
◆塩分を摂り過ぎていませんか?
村では、健診データなどを分析したところ、高血圧症の方が多いことや心疾患、脳血管疾患の標準化死亡比(*1)が全国と比べて高いことが分かりました。また、福島県では国の目標値よりも多い塩分を摂取しており、その摂取量は男女ともに全国ワースト2位となっています。
塩分の摂り過ぎは高血圧を招き、心臓や血管に負担がかかるため、重篤な疾患を招く可能性が高くなります。そこで、実態を踏まえ、令和6年度の健康コラムは、『減塩』をテーマにお伝えしていきます。
○標準化死亡比
・脳血管疾患
・心疾患
出典:保健統計の概況(令和2年度版)福島県保健福祉部
○食塩摂取量(g)(2016年国民健康・栄養調査)
*1 標準化死亡比…年齢構成が異なる集団間の死亡傾向を比較するものとして用いられ、基準となる「国」を100としています。
◆減塩に関する取り組み
・令和6年度の集団健診より、特定健康診査及び高齢者健康診査の際に、『尿中塩分測定(*2)』を実施します。(集団健診受診者のみ、付加されます。)
※従来通り、健診の際に尿を提出するだけで測定できますので、受診される方へご負担はありません。
・次号より、毎月、減塩や適塩に関するレシピを掲載します。
・血圧手帳の配付、家庭用血圧計・塩分計の貸出を行っています。
・随時、保健師・管理栄養士による健康相談を行っています。
*2 尿中塩分測定…1日に摂取した食塩量と尿に排泄された食塩量はほぼ同じなので、尿に排泄される食塩の量を測定することで、尿の中のナトリウムとクレアチニンという物質を測定し、概ね前日の食事でどのくらいの食塩を摂っているかが推計できます。
次回も、「減塩」をテーマにご紹介します。
健康のことや人間ドックを含む健康診断の結果などで気になることがありましたら、下記までご相談ください。保健師・管理栄養士がご相談に対応します。
問合せ:健康推進課
【電話】25-1115
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