■下水道のギモン(2)どうやって経営しているの?
地方公営企業法に基づき、下水道使用料や汚水の処理など1年間の経営活動を表す「収益的収支」、施設の建設など支出の効果が次年度以降に及ぶものを表す「資本的収支」の2つに分けて会計処理をしています。
令和4年度の決算額でみる内訳は、下記のとおりです。(特に重要な項目は、円グラフを黄色で示しました。)
○収益的収支(消費税抜き)(汚水の処理など、下水道の使用に関する収支)
収入と支出の差:2億5,962万円=純利益(資本的支出不足額の補てんに使用)
○資本的収支(消費税込み)(下水道施設の整備に関する収支)
収入と支出の差:△3億9,223万円(収益的収支で生じた利益金等で補てん)
○下水道事業のこれから
村では、水道および下水道事業の円滑な経営を図るため、「西郷村上下水道事業経営審議会」を設置しています。
現在のテーマは下水道事業で、直近では令和5年11月に開催されました。
下水道事業の経営の未来について、昨年度に引き続き今後も審議が行われていきます。
■下水道のギモン(3)村のマンホール蓋はどんなもの?
マンホール蓋には、日本全国、様々なデザインがあります。村の下水道のマンホール蓋も、区域や作成された時期によって、数種類存在します。
ぜひ、道端のマンホール蓋に目を向けてみてください。(実際のマンホールには色はついていません。)
・平成14年頃から使われている公共下水道区域のマンホール蓋です。村の木「柏」、村の鳥「キジ」、那須連峰を望む村の風景を描いています。
このカラーマンホールは、まるごと西郷館の外(正面向かって右側)に設置しています。
・昭和63年から平成13年頃までに公共下水道区域で設置されたマンホール蓋です。村の木「柏」と村の花「ミズバショウ」をデザインしています。
・農業集落排水区域のマンホール蓋です。3つの円には、村の花「ヤシオツツジ」と「ミズバショウ」、村の木「柏」を配置しています。
(※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。)
○集めよう!マンホールカード
「マンホールカード」は、世界に誇れる文化物である日本のマンホール蓋を楽しく伝え、下水道への理解・関心を深めていただくためのものです。
配布先に直接来ていただければ、誰でも無料でもらうことができます!
全国1,000種類以上のマンホールカード、あなたも集めてみませんか?
村のマンホールカードは、まるごと西郷館で配布中です。(まるごと西郷館の休館日は村役場にて配布しています。)
■下水道のギモン(4)流してはいけないものは?
○水に溶けないため、下水道管が詰まるおそれがあります
例:
・ティッシュやおむつなど
・油・髪の毛・調理くず
○下水道管が変形し、水漏れなどのおそれがあります
例:熱湯
○下記などの危険物や薬品は、下水道管が変形したり、処理場で働く微生物に影響が出るおそれがあります
例:
・ガソリンや石油など
・アルコール類や薬など
■西郷村 上下水道課長 相川晃
下水道は、私たちの生活環境を守るために欠かせないインフラです。
下水道区域内の多くの皆さんにご利用いただくことにより、その力を発揮し、生活環境の改善や公共用水域の水質保全へとつながります。
下水道への接続が、西郷村の美しく豊かな自然を未来の世代に残すための原動力となっています。
これからも、ご協力をお願いします。
問合せ:上下水道課(下水道施設係)
【電話】25-2912
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