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自治体の皆さまへ

市長コラム

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福島県郡山市

■二月
天災は忘れないうちにやって来ました。令和6年能登半島地震の発生直後、義援金募金箱設置(1月4日)、給水車派遣(5日)、支援物資輸送(6日)を行いました。従事した職員や関係者の皆様、そしてさまざまなご支援をいただいた市民各位に感謝を申し上げます。「治に居て乱を忘れず」を常に念頭に置きましょう。また、本市の初動捜査ならぬ初動措置(※)に不備なきか、今後十分な検証を行います。
さて、以下は災害時の「衣食住」を考える中で浮かんだこと。
まず「衣」。十二単が華やかな大河ドラマが始まりました。野暮な問いでしょうが、千年以上前の時代、あの十数kgに及ぶ衣装の糸の産地は?デザイナーは?縫製はどこで?と、なぜなぜ坊や的な疑問が湧いてきます。
次に「食」。米は収穫の年を越すと古米扱いとなりますが、以前このコラムで紹介したように、スイスでは「先入先出法」で古い小麦(パン)から食べるそうで、これを美味しく食すために考えられたものがフォンデュなのだそう。米なら炒飯になるでしょうか。調理法を工夫し、古米、古々米も美味しくいただきましょう。
そして「住」。本年4月から水道整備・管理行政が厚生労働省から国土交通省と環境省の所管になります。気候変動時代には衣食の前に住環境行政を一元化したほうが災害対応を含め効果的とのこと。「福祉は住に始まり住に終わる」とも言いますが、ウェルビーイング(幸せや生きがいを感じる)都市を掲げる本市にとっても好ましい事となりましょう。
今年も時代のちょっと先を行き、「備えあれば憂い無し」の市政で、「憧れられるまち」を目指しましょう。

郡山市長 品川 萬里

※緊急事態などに関する情報を認知してから事態が鎮静化し、本格的な復旧段階に移行するまでの間に行う措置(福島県警察本部訓令)

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