観光客が増加している現在、宿泊施設や飲食店、小売店の充実は地域経済の活性化に不可欠です。ここでは観光客へのおもてなしを支援する事業について説明します。
臨時列車の運行や地域イベントが本格的に始まる時期になってきました。只見線の撮影や町内を散策する観光客が増え、町も盛り上がりを見せています。一方で、それらの観光客は日帰りが多い傾向にあります。
■滞在時間の重要性
宿泊する観光客を増加させ、滞在時間を長くすることで期待される効果は、観光ルートの拡大です。長く町にいてもらうことで訪問できる観光地が増えますし、町の魅力をさらに実感してもらう機会を提供できます。また、飲食店や小売店における来客の増加にもつながります。観光消費額が増加すると地域経済の活性化にプラスに働き、町全体に良い影響があると考えられます。
このように、町内での宿泊者数や観光消費額の増加を目指し実施しているのが「金山町おもてなし支援事業」です。
■おもてなし支援事業とは
対象となる事業や補助額は次のとおりです。
また、おもてなし事業は大まかに次ページのような流れで進みます。
対象施設・対象事業:
[宿泊施設]
・新設、増改築(客室数、収容人員の増加)
・営業を再開するための整備
[飲食店・小売店]
・店舗の新設
・既存店舗の増改築
▽ステップ(1) 補助金の申請
実施計画書(※確認書添付)、申請書等を町に提出します
↓
▽ステップ(2) 交付決定
町の審査が終わったら交付が決定します
(事業開始)
↓
▽ステップ(3) 実績報告
事業完了後、実績報告書を提出します
↓
▽ステップ(4) 補助金の交付
補助金の額が決定したら交付請求書を町に提出
おもてなし支援事業2回目は、7月~8月頃にかけて募集する予定です。「支援を受けて施設を充実させたい」「さらに詳細を知りたい」など興味のある方は商工観光係までお問い合わせください。
▽おもてなし支援事業を活用した、合同会社たまーり代表の栗城さん(玉梨)にお話を伺いました。
栗城庄吉(くりきしょうきち)さん
たまーりでは町内の古民家を宿泊施設『常楽』に改修し、ゲストハウスやシェア別荘として提供しています。無理せずありのままで地域を元気にできることはないかと考え、有志で会社を設立しました。
おもてなし支援事業は、これから宿泊業や飲食業をやろうとしている人を後押しできる制度であると思います。たまーりも設備投資の一部を補助してもらい非常に助かりました。
この事業を活用して施設が増加すると町の外からお金を落としてもらうきっかけや、町内に長く滞在してもらうことに繋がります。今後も町内の古民家を宿泊施設に改修し、地域活性化に貢献していきたいです。
問い合わせ:商工観光係
【電話】54-5327
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