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秋田県東成瀬村

■第56回東成瀬村産業祭
10月27日から28日の2日間、村民体育館を主会場に第56回東成瀬村産業祭が開催されました。飲食ブースをはじめ、物産販売や各種展示、もちまき、大抽選会などイベントが盛りだくさんで大いに賑わいました。
今年度は記録的な高温に加え小雨の日が続き、農産物の生育に影響を及ぼす気象となったため、出品された農産物等は、昨年度よりも出品数が減少しましたが、厳選された出品物は審査員から高い評価をいただきました。

◆審査講評
○水稲・穀類部門
玄米のみだったが、夏場の高温を克服し、適切な栽培管理と高い乾燥調製技術が伺われた。
穀類部門では、小豆、黒豆、ササゲ、落花生などが出品され、品種固有の特性を備えた優秀な出品物が多く見られた。

○野菜・果樹部門
トマトやネギで秀品が出展されており、栽培技術の高さが伺えた。
四季成りいちごや平良かぶは品種特性がよく現れた秀品が出品されていた。猛暑の中で特に栽培が難しかったサトイモをはじめ、キャベツ、ダイコンなど秋野菜も品質が優れていた。
果樹部門はマルメロ、キウイフルーツなどが出品され、果実の大きさ等の規格の揃いや病害虫の有無等を中心に審査した。今年は生育期間中の高温や乾燥など果樹にとって厳しい気象条件だったが、いずれも品目の特徴を発揮した優れた果実が出品されていた。

○花卉部門
リンドウと鉢植え菊の出品があった。過酷な猛暑の夏を乗り越え、栽培管理や病害虫防除に尽力されたことが伺え、バランスの取れた草姿と花のボリュームを兼ね備えており、素晴らしい品質だった。

○加工品。民芸品部門
カブなどの野菜や、みずなどの加工品、蔓細工などの民芸品が出品された。いずれも古くからの技術や食文化に根ざしたもの、新たな技術や発想を取り入れたものなど、商品性が高い出品物だった。

○林産物部門
菌床シイタケは、傘の張りが良く、形も綺麗な円を成し、重厚で市場性の高い出品物だった。ナメコは、大きさが揃い、滑りと色味が良好で、丁寧な栽培管理が伺えた。クリは、粒が重く、光沢も丸みも申し分ない優れた品質だった。

○畜産部門
出品された牛は全体的に発育が良く体積感が充実しており、繁殖雌牛らしさを持っていた。特に受賞された牛は幅のある体つきや体上線、体下線の平行性が良く、体全体のバランスが整っており、繁殖牛としての資質に優れていた。

○出品数

○東成瀬村長賞1等の部及びこまち農業協同組合長賞15点(敬称略)
※本紙P.5をご覧ください。

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