■よく噛(か)んで味覚の秋を楽しもう
食事にかける時間は人それぞれです。人は食べ始めてから満腹感を得るまでに、約20分程度かかります。早食いになると、満腹感を感じる前に食べすぎてしまい、体重の増加につながります。早食いの原因は、食物繊維が少なく早く食べやすい食事になっていることもあります。食欲の秋、秋の味覚をゆっくり味わって食べてみることを意識してみませんか?
よく噛んで食べることで、自然と早食いが抑制されるほか、唾液の分泌が増えることによる虫歯・歯周病の予防や、胃腸の働きが活発になり消化を助けてくれるなどさまざまな効果があります。口の周りの筋肉も鍛えられ発音が良くなり、体にとって良いこと尽くしです。ゆっくり食べるために、まずはよく噛む・噛んでいる間は箸(はし)を置く・食物繊維が豊富な野菜から食べることなどを意識してみましょう。
歯ごたえのある食材として、秋の味覚であるキノコや根菜、海藻など繊維や弾力のあるものがおすすめです。調理する際には食材を大きく切って噛み砕くことで、自然と噛む回数が増え食材を味わうことができます。噛むことを意識して食感・香りを存分に楽しみましょう。
●よく噛んで食べるために
▽食材を大きめに切る
よく噛まないと飲み込みにくい大きさにして、噛む回数を増やしましょう
▽歯ごたえのある食材を使う
根菜やキノコ、海藻など繊維や弾力のある食材を選びましょう
▽『ながら食べ』をしない
食事中のスマホはマナー違反!食事に集中しましょう
▽口いっぱいに詰めこまない
一口に入れる量を減らすと噛む回数を増やすことができます
問合せ:健康推進課栄養支援係
【電話】35-2185
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