■9月24日~30日は結核予防週間です
皆さんは、『結核』についてどのくらい知っていますか?
結核は、発病者の咳やくしゃみに含まれる結核菌を吸い込むことで感染します。結核菌は主に肺の内部で増え、咳・たん・発熱などの風邪と似た症状を引き起こします。放置すると肺が破壊され、最悪の場合、死に至ることもある病気です。
かつては『国民病』や『亡国病(ぼうこくびょう)』などと恐れられ、昭和25年までは日本人の死因の第1位でした。現在は予防接種の普及や医療技術の進歩などにより、死亡者数・患者数ともに減少しましたが、現在でも国内で年間1万人以上の新しい患者が発生し、1万6千人以上が命を落としています。
結核は今なお主要な感染症であり、決して『過去の病気』ではありませんが、現代では『不治の病』でもありません。正しい知識を身に付け、結核に負けない体を目指しましょう。
●結核予防のポイント
▽(1)結核に負けない体づくり
・結核に感染しても、免疫力が高い体であれば発病しません。日頃から十分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事を心がけましょう。
▽(2)早期発見
・2週間以上、咳やたんが続く場合は医療機関を受診しましょう。
・市では40歳以上の方に胸部検診を実施しています。感染症法では65歳以上の方に年1回の結核検診(胸部レントゲン)を義務付けています。
▽(3)治療
・病状にもよりますが、基本的に薬を6~9カ月間飲み続けることで完治が可能です。
▽(4)予防接種
・生後1歳未満の乳児は『BCGワクチン』を確実に接種しましょう。
問合せ:健康推進課健康づくり係
【電話】33-9600
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