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《特集》(4)

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◆特集(2) 進化するデジタルテクノロジーとの共生

■1.デジタルテクノロジーの変遷と浸透
▽AIは黎明期から現在まで、何度かのブームと冬の時代を繰り返して高度化してきました。ディープラーニングの発展はメタバース、ロボティクス、自動運転技術等の開発に寄与したほか、生成 AI の登場は産業構造にも大きなインパクトを与えています。これらの“デジタルテクノロジー”の進展は、社会的・経済的課題解決に貢献することが期待されています。
▽日本、米国、中国、ドイツ、英国の国民を対象に、生成AIを含む、“デジタルテクノロジー”の利用状況等のアンケート調査を実施したところ、生成AIを“使っている”(「過去に使ったことがある」も含む)と回答した割合は日本は9.1%であり、他国と比べて低い結果となりました。
▽一方で、今後の暮らしや娯楽における生成AIの活用意向について聞いてみると、日本では「既に利用している」と回答した割合は低いものの、「ぜひ利用してみたい」「条件によっては利用を検討する」と回答した割合が6~7割程度あり、潜在的なニーズがあることがうかがえました。
▽生成AI、メタバースや自動運転等を利用したサービスが開発され、企業や公共団体において、教育、行政サービス、介護等各分野で活用が進んでいます。

●生成AIの利用経験(国際比較)

●生成AIの利用意向(日本)

●メタバース活用事例
メタバース区役所

●自動運転活用事例
自動運転バス

■2.生成AIで顕在化した課題・リスクへの対応
▽進化してきた AI は我々の生活に便利さをもたらす一方、機密情報の流出、偽・誤情報の流通の加速等の多様なリスクが存在しています。
▽AIの安全・安心の確保に向けて、AIの安全性の評価手法の検討等を行う機関として、日本にAIセーフティ・インスティテュート(AISI)が設立されました。
▽偽・誤情報対策としてはAI生成コンテンツを判別する技術の開発・実証も進んでいるほか、メディアを中心とした取組として、インターネット上の記事や広告に発信元の情報を付与する技術の開発等も進展しています。
▽また、大規模言語モデル(LLM)開発は、データの取扱いの透明性や、公平な市場環境の確保、日本の国際競争力強化に向けた対策等が求められます。対策の一つとして、産官学が連携して国産LLMの開発や大量・高品質で安全性の高い日本語中心の学習用データの整備が推進されています。

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