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《特集》(5)

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総務省 ホームページ利用規約等

■3.AIに関するルール整備・国際連携
▽生成AIをはじめとするAIの急速な普及のなかで生じた倫理的・社会的な課題に対処するためには、国内のみならず諸外国との協調した取組が必要です。
▽我が国は、早期からG7/G20やOECD等における議論を先導し、AI原則の策定に重要な役割を果たしてきました。2023年のG7広島サミットの首脳コミュニケにおいて、生成AIに関する議論のための広島プロセスの創設が指示され、12月に「広島AIプロセス包括的政策枠組み」等が、G7 首脳声明で承
認されました。
▽EUのAI法の欧州議会での採択など、AIに関する法制度や国際標準に関する議論も世界各国で活発に行われています。各国政府が主導しつつも、AI事業者の自主的な取組も必要であり、官民両輪で進められています。

■4.健全な活用、共生に向けた情報通信分野の取組
▽AIを活用した多様なデジタルサービスは我々の生活に深く浸透しつつあり、メタバース、ロボティクス、自動運転技術等は地域活性化、防災等の我が国が抱える様々な社会的・経済的課題解決に貢献することが期待されます。
▽こうしたテクノロジーを上手く活用し、共に生きる社会の実現に向け、サイバーセキュリティの確保に加え、以下のような取組の一層の推進が重要です。

●健全な活用、共生に向けた情報通信分野の取組

(1)産業競争力の強化/社会課題解決のためのデジタルテクノロジーの活用
□デジタルテクノロジーの利用は、今やあらゆる産業における競争力強化・社会課題解決のために不可欠
・各分野での利用促進に向け、AIの計算資源/高品質データの整備・拡充のほか、基盤モデルの研究開発を推進(AI開発力の強化)
・社会課題解決のため、ユースケースごとに求められるデジタルテクノロジーの活用を推進
・公平な市場環境や利用者保護のための透明性向上等に向けた取組を推進

(2)デジタル空間の情報流通の健全性確保/活用に向けた人材育成・リテラシー向上
□生成AIで一層複雑化するデジタル空間の情報流通の健全性の確保に取り組むとともに、テクノロジーを使いこなすためのスキル向上が重要
・偽・誤情報の流通・拡散への対応等について、プラットフォーム事業者等の幅広い関係者を含めた総合的な対策を推進
・国民が適切に情報を受発信するためのリテラシーの向上施策を推進
・デジタルテクノロジーを適切かつ積極的に利用する人材の育成・スキルの向上を推進

(3)デジタルテクノロジーを支える通信ネットワークの実現
□AIによるネットワークの構造変化、メタバース等の新たなサービスの普及を受け、これらの技術を安定して使用できる通信ネットワークの需要が増大
・超高速・超大容量・超低遅延のデータ流通、低消費電力を可能とするBeyond 5Gに向けた取組を推進
・自動運転の実現に向けた通信ネットワークの構築を推進

(4)安心・安全で信頼できる利用に向けたルール整備・適用と国際協調
□国境のないデジタル空間では、国際社会と連携して標準化やルールを推進・形成していくことが重要
・AI事業者ガイドラインの一層の普及・周知を進めるとともに、今後政府全体で制度の在り方等について検討
・「広島AIプロセス」の成果の普及・拡大をはじめとし、引き続き各国と連携しつつAIガバナンスに関する取組を主導

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