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【tsulunos PLUS】+パーソン グッドパーソンぐんま

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群馬県

■シューベルトやカラヤンを輩出したウィーンの名門大学で指導者に
国内外で活動し、実力・人気ともに日本を代表するピアニストの1人である、菊池洋子さん。
伝統を重んじるとされるウィーン国立音楽大学で後輩の指導も行っています。

・MOVIE 動画メッセージは本紙二次元コードをご覧ください

ピアニスト 菊池 洋子(きくち ようこ)さん
PROFILE:昭和52年生まれ、前橋市出身。桐朋学園女子高等学校音楽科卒業後、イタリアのイモラ音楽院に留学。平成9年、ミラノにてソロ・リサイタルを行う。平成14年には第8回モーツァルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝する。その後、ザルツブルク音楽祭に出演するなど、国内外で活動を展開。CD録音も活発に行い、平成17年「モーツァルト・アルバム」でデビュー、ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞。第1回上毛芸術文化賞(音楽部門)受賞。平成19年、第17回出光音楽賞受賞。

○幼稚園の時に聞いた先生のピアノ その音色に魅了され、教室へ
幼稚園に通っていた頃、先生が毎日ピアノを弾いてくれて、その音色がとても好きでした。自分でも弾いてみたいと言って近所の教室に通い始めたのが、ピアノを始めたきっかけです。小学2年生からコンクールに挑戦するようになり、群馬から東京に通いレッスンを受けるようになりました。私の通っていた小学校では、毎週、朝礼の時間に新しい歌を歌う習慣があり、その伴奏を任された時はうれしかったですし、とても良いトレーニングにもなりました。また小学6年生の時、前橋まつりの鼓笛隊で指揮者をしたのも良い思い出です。

○人生が変わるほどの衝撃を受けた恩師のピアノ演奏
中学1年生の時、コンクール課題曲の参考に聴いた、ピアニストの故田中希代子(たなかきよこ)さんの聴く人の心を一瞬でとりこにする演奏に衝撃を受け、ピアノに対する考え方が大きく変わりました。田中先生のレッスンを受けるため、2週間に1度、東京に通い始めましたが、もっと先生のレッスンを受けたくて、先生が講師をしていた東京の桐朋(とうほう)学園に進学することにしました。当時、田中先生によく言われたのは「音楽は2種類しかない。伝わる演奏か、伝わらない演奏か」ということ。どんなに良い音楽も、伝わらなければ意味がない。私が演奏をする上で、最も大切にしていることでもあります。

○“日本人初”の快挙を数々打ち立てアジア人として異例の就任へ
20年以上、ピアニストとして国内外で活動してきましたが、今年から新たな挑戦を始めています。作曲家のシューベルトや指揮者のカラヤンの母校であるウィーン国立大学で「アシスタント・プロフェッサー(助教)」に就任しました。ウィーンでの演奏会後、教授から大学で指導者の職が空いたと聞き、その場で立候補。オーディションを経て選任されました。学生に教えることで自分の演奏がどう変化するのか、今後の演奏会で伝えていきたいです。

・コロナ禍で演奏会ができなかった時、移動音楽教室の代わりに視聴用DVDを群響と一緒に制作した時の様子

・コロナ禍で演奏会ができなかった時、自分は音楽と共にあることを改めて実感しました。演奏会ができないなら、今しかできない音源を作ろうと今年の7月と9月に、10年ぶりとなるソロアルバムを発表

・ウィーン国立音楽大学のレッスン室。ここでの経験が演奏家としてのキャリアにもプラスに働いている

○サイン入りアルバムプレゼント!
ピアニスト 菊池洋子さんの直筆サイン入りアルバムを、ぐんま広報8ページの数独クイズに応募いただいた人の中から1人にプレゼント !

■マイグッドぐんま
○群馬交響楽団(群響)
子どもの頃、週末は家族で群馬の森に行き、お弁当を食べたり自然と触れ合ったりすることが多かったのですが、その群馬の森で群響のコンサートを聴き、オーケストラの迫力に見入っていました。

・コロナ禍で演奏会ができなかった時、移動音楽教室の代わりに視聴用DVDを群響と一緒に制作した時の様子

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