■channel(17)時沢大根復活プロジェクトチーム
今回は時沢大根復活プロジェクトチームを紹介します。
時沢大根とは、富士見町時沢地区で古くから栽培され、江戸時代には前橋藩にも献上されていた本市の伝統野菜です。皮が薄く歯応えがあることが特徴で、たくあん漬けにすると芯までパリパリとしたたくあんになる大根です。
昭和20年代には川崎市場などへ出荷されていましたが、栽培に手間がかかり大量生産できないことや、養蚕に転換する農家が増えたことを理由に、次第に生産量が減少していき、幻の大根と言われるようになりました。
幻の大根を復活させるため、平成21年に地元の有志が、時沢大根復活プロジェクトチームを結成。市民などを対象に栽培体験とたくあん漬けを実施するなど、多くの人に知ってもらうため活動しています。
「目標は時沢大根の復活です。自分たちの年代なら、親が作ってくれた自然なたくあんを知っています。若者にもそれを知ってもらいたいので、良い大根ができるよう手をかけています」と語る代表の奈良清さん。
熱心に活動を続けてきた結果、現在では伊香保温泉の旅館や県内量販店にも出荷し、目標達成に向けて着々と前に進んでいます。
そんな中、高齢化などの理由で結成当時のメンバーが引退。人手が足りないため、活動に協力してくれる人を募集しています。興味がある人は富士見商工会内事務局(【電話】027-288-2593)へ問い合わせてください。
問合せ:農政課
【電話】027-898-5841
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