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安全・安心な学校給食(1)

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群馬県前橋市

こどもたちが楽しみにしている学校給食。今回取材をした敷島小5年1組でも、この時間を楽しみにしているこどもたちがたくさんいました。しかし、いつも決まった時間に学校に届いている学校給食が、どのように作られて目の前に届いているか知らないこどもも。
そこで、この特集では学校給食を支える生産者や栄養士などのインタビューを通して、学校給食を紹介します。

■本市での取り組み
6月から市立中学校と特別支援学校中学部に通う生徒に対する給食費の無償化を開始したほか、食材費高騰に伴う給食費の値上げ分の公費負担(1食当たり50円)や、第3子以降の給食費の無償化も実施しています。
食材は地場産農畜産物(本市産)を優先的に使用し、ご飯は本市産(農薬を減らした特別栽培米)100%、牛乳は本県産(本市産を含む)100%を使用し、地産地消を推進。また、毎月1回、季節に合わせた行事食や郷土食を提供し、こどもたちの笑顔の源になる学校給食を目指し取り組んでいます。

学校給食には生産者の皆さんや調理をしてくれる皆さんの温かい思いが込められています。栄養と共に愛情がたっぷり詰まっています。こどもたちが学校の友達と一緒に笑顔で食事をする給食の時間は、心と体を育む大切な時間です。本市のこどもたちの健やかな成長と未来に向かって羽ばたいていく姿をみんなで応援していきましょう。
市長 小川あきら

◎特集関連動画を本市公式YouTubeで公開中(本紙二次元コード参照)

■野菜生産者
味菜組合員 木島好行さん(堀越町)
2カ所の調理場へ野菜を提供している木島さんに私たちワカモノ記者が取材しました

◇学校給食に出している野菜は何ですか。
年間を通して小松菜、冬はほうれん草や長ネギを出しています。

◇小松菜は一度にどれくらいの量を出していますか。
少ないときには約20kg、多いときには70kg・約200束を超えることもあります。

◇栽培する上で気をつけていることや心掛けていることはありますか。
一番気をつけているのは害虫対策です。害虫対策には消毒が必要ですが、こどもたちが食べる野菜なので、できるだけしないようにしています。その代わりに、害虫がつかないようにネットを張っています。また、夏には土の上にビニールシートを敷き、日光の熱で温度を上げて殺菌するなど、野菜を害虫や病気から守る工夫をしています。

〔こどもたちへメッセージ〕
小松菜は栄養価の高い野菜です。これからも安全・安心な野菜を作っていきますので、皆さんたくさん食べてください。

■栄養士
北部共同調理場 草野友梨

◇どんな仕事をしていますか。
給食管理と食育の2つの仕事があります。給食管理は、献立作りや食材の発注・確認、出来上がった給食の確認などをする仕事です。食育は、給食の時間や家庭科の授業で食について指導をしています。養護教諭の先生と連携して個別の食育指導をすることもあります。

◇大変なことは何ですか。
命に関わることなので、毎日安全な給食を作り続けることが大変です。食中毒の予防やアレルギーに配慮するための情報提供、現場作業の確認を徹底しています。また、食材の量が多いので、発注のときは間違えないように気をつけています。

◇仕事をする上で心掛けていることはありますか。
献立を作るときは、学びがある給食になるように心掛け、郷土料理や栄養素などのアピールポイントがある献立作りをしています。夏に冬の献立を作ることもあるため、旬を意識して季節の食材を取り入れたり、農家の人と連絡を取りながら可能な限り地場産物を取り入れたりしています。

〔こどもたちへメッセージ〕
皆さんの健康を支えるお手伝いができるように、栄養たっぷりでおいしい給食作りをしていきます。ぜひもりもり食べてください。

◇食育・栄養教室
この日のテーマは「いろいろな食べ物を食べよう」
当日の献立にどんな食材が使われて、それぞれの食材にどのような働きがあるか、黃・赤・緑の3色の食品群に分類しながら学習。どんな食べ方をしたら良いかを考えながら、各自の目標を決めました。

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