■Vol.1 ハワイのレイ文化
市国際交流員から見た本市の魅力や母国の文化などを紹介するコーナー。今回はハワイのレイ文化を紹介します。
「四月の雨が五月の花を連れてくる」ハワイで生まれ育った私は、春になるとこのフレーズをよく耳にしました。観光客がハワイの空港に到着するとレイで迎えられるシーンがイメージしやすいですが、祝いごとにレイを贈ることが多くあります。高校や大学の卒業式では、卒業生の顔が見えなくなるほどのレイを首に掛けます。材料は花だけでなく、ククイナッツやキャンディー、お金なども使われ、ハワイ発祥のフラダンスにも不可欠なアクセサリーです。手作りかどうかにかかわらず、愛情表現として認識されているレイ。生花のレイは長持ちしない、はかない贈り物だからこそ、大切な人にもらった時の喜びもより大きくなります。
5月1日は、ハワイでは90年以上もの歴史を持つ日。アメリカ本土と違いメーデーではなくレイデーと呼ばれています。レイやレイメーカー、ハワイアン文化を祝うために設けられたこの日には、レイデー・セレブレーションという祭典があります。レイ・コンテストが開催され、フラのパフォーマンスやハワイアンミュージックの生演奏も楽しめます。6月1日には板橋区立文化会館でハワイアンカルチャーを祝うMayDayイベントが開催されます。この機会にレイ文化に触れてみてください。
問合せ:文化国際課
【電話】027-898-6516
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