■chapter03 高齢者の方もいきいき!自立支援サービスセンター
自立支援サービスセンターは、会話や趣味のプログラムを通じて、介護状態にならないように、いつまでも豊かで楽しい在宅生活を過ごしていくための介護予防施設です。
◆自立支援サービスセンターを知らない方が多いので多くの方に知ってもらいたい!
自立支援サービスセンター 水谷祐太
「ご自宅からの送迎もできますのでご安心ください!」
「私はまだ大丈夫」と思っている方が多くいます。家で転倒して入院。そのまま介護施設に入所したという話もよく耳にします。自立支援サービスセンターでは、末永く自宅で過ごせるように、歌を歌ったり、運動したりして社会的孤立感の解消や自立生活の助長、介護状態の予防を目的としています。
〔ある日の流れ〕
8:50~ 利用者お迎え
9:30~ 健康チェック(血圧・体温)
10:20~ 朝の挨拶
10:30~ ラジオ体操、談話、コーヒータイム
11:00~ 入浴(希望者)
11:30~ レクリエーション
12:00~ 昼食、自由時間
13:30~ 介護予防活動、買い物事業(希望者)
14:00~ レクリエーション
14:45~ 口腔体操、リズム体操
15:45~ 利用者送り
利用料金:1日400円
入浴:無料
昼食(弁当):実費
▽Interview 最高齢!!ムードメーカーの94歳
赤坂エヨさん(木崎)
10年以上自立支援サービスセンターに通っています。家でじっとしていると退屈ですが、施設に来ると職員も優しく楽しいです。お茶やお菓子を食べながら、仲間と話すのが楽しみになっています。
▽Interview 足湯に入れてとても気持ちいいです
山根久子さん(赤岩3区)
若い職員と話せて楽しいです。寒い季節に足湯に入ると身体が温まって気持ちがいいです。みんなでラジオ体操をしたり、文学作品を音読したり、ボール遊びをしたりして充実した時間を過ごしています。
問合せ:町自立支援サービスセンター 千代田町大字赤岩2119-5(千代田町総合保健福祉センター敷地内)
【電話】86-8880
■chapter04 町の介護予防事業
1人で悩まず一緒に話しませんか
◇認知症にやさしい町を目指して 小学生が認知症について学ぶ!
小学生に向けた認知症サポーター講座が東小学校で実施されました。4年生30名が受講し、誰にでも起こりうる脳の病気「認知症」について学びました。講座後は、受講した証としてエコバッグが配られました。
◇おじいちゃん、おばあちゃんを助けていきたい
原 由奈さん(上中森・小4)
認知症は、脳の一部の細胞が死んでしまい様々な働きが低下してしまう恐ろしい病気であることがわかりました。みんなの温かい言葉で治せることもあれば、どうしても治せないこともあります。
他人や家族に怒られたり、文句を言われるとますます元気がなくなり、症状の悪化や進行が急速に早まってしまいます。失敗しても「大丈夫?」「どうしたの?」「元気出そう」などの言葉をかけると元気が出て、進行が遅れる可能性があることを学べました。
講座を受ける前は、認知症の方がこんなに多くいることを知りませんでした。これからお年寄りに会ったら、優しく声をかけるように心がけます。
◇今では通うことが楽しみになっています
森田俊江さん(舞木16区)
独居が長く、家で1人は寂しかったです。誘われて来てみた「ちよカフェ」では、色々な方と日ごろの悩みや日常生活の話などをして、いつも笑ってばかりです。顔見知り程度だった方とも話すようになり、とても楽しい時間を過ごせています。認知症の勉強や、手の体操などをやりますが、失敗しても皆で手を叩いて笑っています。今では、ちよカフェが楽しみになっています。
◇お茶でもしながら語らいませんか?ちよカフェお気軽にお電話ください。
ちよカフェでは、交流会(お茶会)をはじめ、健康づくりや認知症予防に関するミニ勉強会等を開催しています。保健師・看護師による「健康・介護相談」も同時開催中です。お気軽にご利用ください。
◇ちよカフェ参加者募集
上半期日程:4月10日、5月15日、6月12日、7月10日、9月11日(いずれも水曜日)
時間:午後1時30分~3時
料金:お茶無料、コーヒー1杯50円(セルフサービス)
場所:陽だまり交流館(千代田町大字上五箇319)
※専門職への相談は無料です。
※体温測定・手指消毒・マスク着用等感染予防対策にご協力をお願いいたします。
◆認知症予防への効果を発揮 音楽療法がもたらす4つの効果
▽リラックス・ストレス軽減
音楽のリズムやメロディは、不快な気分やいらだち、不安などをやわらげ、心をリラックスさせることができます。また、心地よい音楽を聴くことで、痛みなどに苦しんだ体の感覚を、心地よい感覚に置き換えてくれることがあります。
▽自己表現・感情表出のサポート
うまく自己表現や感情表出ができない方にとって良いアプローチをすることができます。楽器を演奏したり歌ったり、身体を動かすことにより、気分を安定させたり自分の思いを表現したりすることを手助けすることができます。
▽コミュニケーションの支援
音楽は、言語を必要としない非言語的コミュニケーションです。歌や楽器演奏、ダンスなどは、言葉を使わなくても周りの人と同じフレーズを口ずさんだり、同じタイミングで体を動かしたりすることができるので、言葉でコミュニケーションをとることが難しい方でも集団に入って社会性や協調性を学ぶきっかけになります。
▽身体機能の維持・改善
楽しい音楽を聴くと、自然と体が動きやすくなります。歌を歌うと口腔機能や肺機能が向上し、楽器演奏やダンスは指先や体の動きを鍛えることができます。
また、パーキンソン病などの体のリズムがうまくとれなくなるなどの症状がある病気では、音楽に合わせることで体がスムーズに動くことがあります。
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