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自治体の皆さまへ

特集 コンポストってなあに?(2)

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群馬県千代田町

■町では、新たな事業としてコンポスターを無料配布しています
コンポスターのモニター募集中!
・申込者が予定配布数に達し次第、終了となります。
・モニターの方には、3ヵ月間の生ごみ投入量と、可燃ごみの排出量を計測記録していただき、町へ提出していただきます。
・一定の期間後、利用実態を把握するためアンケートなどを実施します。
処理方式:コンポスター(土中式)
容量:101ℓ
サイズ:60×60×52.2cm
設置場所:屋外
必要なもの:
・コンポスター
・発酵促進剤or米ぬか(あれば)
・枯草や枯葉
手順:
(1)日当たりの良い場所に20〜30cm程の穴を掘ります。中心部がさらに深く20〜30cm程穴を掘ります。
(2)コンポスターを設置し、盛土し台風などでも飛ばないように踏み固めます。
(3)枯れ葉や、枯れ草を入れます。
(4)生ゴミを投入します。米ぬか、発酵促進剤を入れれば発酵がはやまります。
(5)生ゴミを入れたらかき混ぜましょう。
(6)中身が8割くらいになったら、コンポスターを土から引っ張り出し、中身にビニールシートなどをかぶせて、3ヵ月ほど熟成させて完成です。1ヵ月に1回程度混ぜて空気を取り込ませましょう。

無料でゲットできるこの機会を、ぜひご活用ください!
防虫・防臭効果のある薬剤がついているので、夏場でも虫がわいたり臭いを防ぎます!

問合せ:住民生活課 エコ推進係
【電話】49-5200

◇堆肥(たいひ)とは?
コンポスターに取り組むと、生ごみが堆肥に変わります。では、堆肥とはどんなものか知っていますか。土壌や作物を成長させるのに欠かせない「堆肥」。堆肥とは、有機物を微生物によって完全に分解した肥料のことです。堆肥を散布することによって、土壌を作物が育つのに適した環境に変えることができます。その理由は、堆肥の中で生きている「微生物」。微生物が有機物を分解することで、土壌の中に無数の小さな穴があきます。その穴に空気中の酸素や水が通ることで、土壌が耕されたようなフカフカの土を作ることができます。作物が成長するときには、栄養分や水分を吸収できるように、しっかりと根が張ることが重要です。固まった土だと根が伸びにくいので、微生物によって耕された土が必要です。

◇どうやって生ごみが堆肥(たいひ)に変わるの?
自然界には、さまざまな種類の微生物がいます。空気や土、水、私たちの体の中など、身のまわりのあらゆるところに住んでいます。コンポスターの中に生ごみを入れると、有機物をエサにする微生物が分解して、その活動エネルギーで温度が上がったり下がったりします。そのため、容器の中には四季それぞれに働くたくさんの微生物が混在し、同時に活躍することで、自然界よりもかなりスピーディに堆肥化が進みます。自然のサイクルでは、小動物や微生物の働きによって、植物などの有機物は時間をかけて土に戻ります。田畑で野菜や果物を育てて収穫を繰り返すと、土の中の栄養素はだんだん減っていきます。土に含まれる栄養素を使うことで作物ができるためです。人が堆肥を自作して土に加えれば、より早く効率的に土に栄養を補うことができます。
群馬県では燃えるゴミの約3割以上は、生ごみが占めています。私たちが食べた作物の生ごみを家庭で堆肥にして土にかえせば、自分たちの手で「リサイクルの輪」を作ることができます。

◇コンポスターに入れていいもの
ご飯や麺、肉、魚、野菜など、人が食べる生ごみを入れましょう。玉ねぎの皮やニンニクの皮、卵の殻は分解するのに時間がかかります。
※貝は入れることができません。

◇虫や悪臭が発生したときは
コンポスターの種類によって、臭いのタイプが異なります。密閉式は、ふたを開けたときに独特の酸っぱい臭いがします。もし悪臭が発生した場合は、下からよく混ぜることで概ね改善します。水分や生肉、魚類が多すぎる可能性が考えられます。そのときは生ごみの投入を2~3日休み分解を促すことで改善します。
虫が出ることはもちろんありますが、対策をすることで防げます。自分で容器や基材を用意する場合は、虫や卵が入っていないか確認してください。コンポスターにカバーをかけることで、外から虫が入ってくるのを防げます。

出典:「LFCコンポストホームページ」

■interview
◇野村啓男さん(福島)
家族3世代でコンポスターを使用しています
生ごみの量を減らせるので非常に助かっています
コンポスターは元々自分で購入したものを使っていましたが、旧式で古くなってきており、カラスに蓋を空けられたりして困っていました。また夏場は虫が湧いてきたりもするので、新しいものが欲しいと思っていました。そんな時に町でコンポスターの無料配布を行っていることを知って応募しました。実際に使ってみると、防虫剤もしっかり付いていて、虫が湧くこともなく、カラスに荒らされる事もなく快適に利用できています。そしてこの時期、スイカなど皮が厚く、水分を多く含んだごみを袋に入れて捨てるとかなりの重さになります。コンポスターを利用して生ごみを処分できるので重宝しています。
私は以前、生活環境委員をやっていたこともあり、どうしたら町のごみが減るか問題意識を持っていました。ごみを処理するにも莫大なお金がかかることも聞いていました。町民1人ひとりが、町のごみ削減に少しでも意識すれば、町全体では非常に大きな効果があると思います。

◇酒巻美紀さん、左から花梨さん、柑士(かんじ)くん、杏太朗くん(舞木16区)
生ごみをコンポスターに出すと、ゴミ出しの量が減るのと同時に臭いもしなくなるので一石二鳥です
利用したきっかけは、家族でできるエコ活動はないかと探していました。そんな時に、町でコンポスターのモニター募集があったので応募しました。
実際に使ってみると、生ごみはコンポスターで処分するので、袋で出すゴミ出しの時に全く臭いがしなくなりました。そして、ごみの計量をしていると生ごみは水分を多く含み、とても重いのでその分、重さも軽減できます。こどもたちも積極的に生ごみを分別してくれます。家族で気軽にエコ活動を始められるので皆さんもぜひ試してみてください。

問合せ:住民生活課・エコ推進係
【電話】49-5200

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