◆皆さんからの森林湖沼環境税で茨城の自然が守られています
県では、森林や湖沼・河川を県民共有の財産として良好な状態で次世代に引き継ぐため、「森林湖沼環境税」を導入しています。
皆さんに納めていただいた税は、森林の保全・整備や湖沼・河川の水質保全に活用しています。
■森林湖沼環境税の仕組み(令和8年度まで)
納める人:県内に住所や事業所などがある個人(※)、法人
※個人県民税均等割を納める人と同じ
納める額:
【個人】1,000円/年
【法人】県民税均等割額の10%/年
納める期間:令和8(2026)年度まで
◆令和5年度の取り組み
【森林の保全・整備】
◇自立した経営による森林管理
・森林整備…再造林154ha、間伐518ha
・スマート林業技術を導入した経営体…5経営体
・建築物の木造化・木質化など…3施設
◇2.森林環境の保全
・海岸防災林における広葉樹などの植栽…8ha
・森林・林業に関する体験学習…参加人数8,050人
・第46回全国育樹祭の開催…参加人数約27,000人(併催・記念行事含む)
【森林の保全・整備効果】
・自立した林業経営による適切な森林管理に向けて
18,883ha(累計)の森林を集約化
・森林整備による効果約12.2億円
水源涵養(かんよう)(※)、CO?削減などの公益的機能の観点から金額換算
※森林が水を貯え、洪水を防ぐ働き
・炭素吸収量約1,240炭素トン(※)増加
平均的な家庭が1年間に排出する炭素量約1,220世帯分に相当
※二酸化炭素のうち炭素の重さのみを表す
【湖沼・河川の水質保全】
◇生活排水などの対策
・高度処理型浄化槽設置などへの補助…917件
・下水道・農業集落排水施設への接続補助…551件
・工場・事業場への立入検査…1,560件
◇農地・畜産対策
・霞ヶ浦・涸沼流域内で生産された堆肥の流域外農地での利用…115ha
・良質な堆肥を生産するための施設整備などへの補助…2か所
◇県民意識醸成
・霞ヶ浦湖上体験スクール…参加人数5,096人
◇水辺環境保全
・未利用魚の回収による窒素・りんの除去…未利用魚回収量325トン
【湖沼・河川の水質保全効果】
・削減した汚濁負荷量
COD(※)約50トン/全窒素約75トン/全りん約5.6トン
※湖沼や海の汚れを表す指標の一つ
・平均的な家庭が1年間に排出する汚濁負荷量(COD)
約7,200世帯分に相当
森林湖沼環境税に関する問い合わせ先:
県税務課(税の仕組み)【電話】029-301-2418
県林政課森づくり推進室(森林)【電話】029-301-4021
県環境対策課水環境室(湖沼・河川)【電話】029-301-2968
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