令和6年かすみがうら市議会第1回定例会で、市長が令和6年度の市政運営に対する施策概要を述べました。ここでは、今年度における新たな取り組みなどをご紹介します。
■市民のくらし満足度ナンバーワンのまちを目指して
市民の皆さまにとって夢と希望のあるまちづくりを実現していくためには、選択と集中によりこれまで実施してきた事業を精査するとともに、環境の変化に対応したより効果の高い取り組みへ新たな改新が求められています。
これからも市民の皆さまを第一に考え、社会情勢の変化を見据えた上で、長期的な視点に立ち、地域の特色を生かした将来につながる政策に取り組みます。そして、「市民のくらし満足度ナンバーワンのまち」を目指していきます。
かすみがうら市長 宮嶋 謙
■令和6年度 《新たな取り組み》
○通学用自転車シェアリング(無償貸出事業)
県内初の試みとして、市立中学校・義務教育学校後期課程へ進学・進級する生徒に、通学用自転車を無償で貸し出す事業を開始します。保護者の負担軽減に加え、子どもたちの「ものを大切に使用する」意識を育てます。
詳細は、本紙7ページ目をご覧ください。
○有機農業の取り組みを推進
環境と調和した持続可能な農業(有機農業)に、生産者が安心して参入できる有効な仕組みを構築します。また、環境教育および食育の視点において、有機農産物を市内小中義務教育学校の給食へ提供できる取り組みを進めます。
○給食費の一部無償化
多子世帯の経済的負担軽減のため、給食費の一部※を無償化します。負担を軽減することで、子どもたちに学びの機会や成長に必要な費用に割り当てることを可能にし、安心して子育てできる環境を整えます。
※同一保護者において、市立小中義務教育学校に在籍する児童生徒が2人以上いる場合の2人目以降の給食費
○1カ月児の健康診査費用を一部助成
定期的な乳幼児健診は、保護者の不安を緩和するなど精神的な支えとなっています。健康維持および増進を図るため、医療機関において受診を行う1カ月児の健康診査費用(県内病院での健診は満額、県外は上限5,605円)を助成します。
○移動式雨水排水ポンプ車と防災行政無線連携アプリの導入
自然災害により、各地で甚大な被害が報告されており、本市でも台風に伴う豪雨で道路冠水や住宅の浸水など多くの被害がありました。今後も引き続き対策を進め、移動式雨水排水ポンプ車と防災行政無線の音声をスマホで受信できるアプリを導入します。
○防災士連絡協議会を設立
地域のさまざまな場で、防災力を高める活動が期待される防災士は、市内で114人の方が資格を取得しています。資格者の情報共有と連携強化を図り、地域の自主防災組織の設立支援などを行うため防災士連絡協議会を設立します。
○中心市街地に「市民窓口センター(中央庁舎)」を開設
中心市街地の病院誘致に続き、商業施設などの民間誘致を行い、地域経済の活性化や雇用の確保に努めます。また、中心市街地の商業施設(千代田ショッピングモール)内に「市民窓口センター(中央庁舎)」開設に向けて準備を進めます。
○市役所窓口に翻訳・文字起こしシステムを導入
本市の外国人市民は、ベトナムやブラジルを中心に近年増加傾向にあります。国籍に関係なく暮らしやすい社会にするため、市国際交流協会への支援をはじめ、市役所窓口に翻訳・文字起こしシステムを導入します。
○電動アシスト自転車などの購入を助成
高齢者(65歳以上)で運転免許証を返納した方ヘ、これまで乗合タクシー回数券の配布を行っていましたが、新たに電動アシスト自転車や電動車いすなどの購入助成を選択できるようにします。
詳細は、本紙7ページ目をご覧ください。
○古民家宿「水郷園」をオープン
インバウンドや首都圏裕福層をターゲットとした古民家宿「水郷園」を歩崎にオープンします。歩崎地域の食・自然・文化を組み合わせた、「霞ヶ浦ガストロノミーツーリズム」を県南部の顔としてブランド化を目指します。
問合せ:政策経営課(千代田庁舎)
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