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【保健コーナー】冬の食中毒 ノロウイルスに気をつけよう!

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茨城県大子町

ノロウイルスによる食中毒は、重症化すると死に至ることもある感染症です。
残念ながら、ノロウイルスには有効な予防接種や特効薬がありません。
⇒自分自身で感染しないように対策を取らなければなりません!

■ノロウイルスのこわさ
流行シーズンは11月~春先です!
・感染力が非常に強い!
・回復後もウイルスが排せつされる!
・「人から人」へ感染する!

■感染を防ぐための4つの原則
厚生労働省は、ノロウイルス食中毒予防4原則として「持ち込まない」「拡げない」「つけない」「やっつける」の4つを掲げています。

(1)「持ち込まない」
カキやハマグリなどの二枚貝の生食には注意!
・感染のおそれがある食品の生食は避けましょう!
・腹痛や下痢などの消化器症状があるときは、調理を控えましょう

(2)「拡げない」
ノロウイルスは乾燥した嘔吐物や排せつ物の中でも感染力を持ちます。乾燥すると空気中にほこりと共に飛散して、二次感染の原因となります。感染拡大を防ぐために、感染者の嘔吐物や排せつ物の処理は早めに確実に行いましょう!

(3)「つけない」
感染者が調理した食べ物やウイルスに汚染された食品を調理した人の手指を介して感染します。
・トイレの後、調理前、食前は石けんでしっかり手洗いを行いましょう!
・蛇口にウイルスが付着していることもあるため、蛇口を消毒しましょう!
・爪は短く切り、手洗いの前に時計や指輪を外すようにしましょう!
・タオルの共有は危険。自分専用のタオルや使い捨てのものを用意しましょう!

(4)「やっつける」
・ノロウイルスを死滅させるには中心温度85℃~90℃以上で90秒以上加熱しましょう!
・調理器具はしっかり洗い、次亜塩素酸ナトリウムなどを使用し消毒するようにしましょう!

■ノロウイルス感染が疑われたときは…
まずは二次感染を防ぐためにもすぐに医療機関を受診しましょう。

▽主な症状
・繰り返される嘔吐と下痢、腹痛などが大きな特徴。
・発熱や頭痛が起ることもある。
・感染から発症までは1~2日間。症状は通常、1~2日間続き、自然に回復していく。

▽応急処置
・嘔吐や下痢は脱水症状を起こしやすいため、こまめに水分補給をしましょう。
・寝ている状態の時は、横向きにして寝かせ、嘔吐物で窒息しないようにしましょう。
・下痢止めはウイルスの排せつを妨げるので、自己判断では使わないようにしましょう。

問合せ:健康増進課
【電話】72-6611

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