大子西中学校の菊池椿さん(2年生)が7月31日と8月1日にまちづくり課で職場体験を行い、教育旅行の生徒受け入れをしている家庭を実際に取材して記事にしました。
7月31日から8月2日の3日間、東京都江戸川区立上一色中学校の2年生が大子町に滞在し、民泊や農業を体験しました。民泊先に到着するまでどんな家か分からなかったからドキドキしていたそうです。しかし過ごしてみると「家が広くて居心地もよかった」とのこと。
2日目は7時半に起床した後、家主の武士さんが飼っている犬の散歩に出かけました。「東京はめまぐるしく景色が変わるけれど、こっちはどこに行っても周りが山や緑に囲まれているから道に迷いそうだった」と生徒さんは笑いながら話していました。午前9時半ごろには畑での野菜の収穫を体験。大きなきゅうりに驚いたり、牛に餌をあげるときの牛たちの食いつきの強さにたじろいだりしていました。
食事も生徒さんが手伝いながら作るそうです。武士さんの畑でとれた大豆を使った自家製の味噌をみそ汁にしたり、生徒さんが収穫したきゅうりにつけたりして食べるとのことでした。
教育旅行の受け入れをするようになって10年ほど経つ(うち5年間はコロナ禍で中止)武士さんは、今回の中学生について「あいさつもしっかりできるし、色々自分たちでやるからいい子たちだよ」と話していました。
(撮影・文 菊池 椿)
※教育旅行は、都市部の小・中学生の学ぶ意欲や自立心、思いやりの心を育むため、学校行事の一環として行う田舎体験民泊です。
今回は、町内の4つの家庭で中学生14人を受け入れました。取材は、大子町子ども田舎体験推進協議会会長 武士忠造さんにご協力いただきました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>