市では、誰もが自分らしく暮らすことのできるまち「ダイバーシティもりや」の実現を目指し、さまざまな多様性を自分ごととして見つめてもらうため、毎回異なるテーマをご紹介します。
■vol.10 Ally(アライ)
Ally(アライ)とは、同盟・支援・味方を意味する英単語ですが、そこから転じて、「LGBT当事者に共感し、寄り添い支援する人のこと」を指すようになりました。最近では、LGBTだけでなく障がいを持っている人や外国人といったマイノリティへの支援を示す言葉として用いられるようにもなっています。
日常生活において、自分の周りにいる人がLGBTであるか分からないのと同じように、当事者もLGBTであることを理解してくれる人が周りにいるかどうか分かりません。アライであることを表明することは、そんな方たちの心強い味方となり、お互いの理解につながります。
力にはなりたいけど、アライであることを表明するのはハードルが高いと感じる場合は、普段のちょっとした行いからでも示すことが可能です。
以下がその一例となります。
○言葉遣い
・息子さん/娘さんではなく、お子さんと呼ぶ
・彼氏/彼女ではなく、恋人/パートナーと呼ぶ
・レズやホモといった言葉を使わない
※蔑称にあたります(それぞれレズビアン、ゲイと呼ぶのが正しい呼び方です)
○振る舞い
・話を振られても、乗らない
・自分の周囲には当事者がいるということをいつも意識する
・LGBTだと思う人がいても、セクシュアリティについて聞かない
現状では、「男性らしい○○」・「女性らしい○○」といった、性別に関する表現が当たり前に用いられています。その一方で、「自分は人と違うから」と悩んだり、「本当の自分を明かした時どうなるのだろう」と不安を感じたり、そういった表現に息苦しさを覚える当事者が多くいるのもまた事実です。
あなたの何気ない一言や振る舞いで救われる誰かがいます。自分ができることから、社会を変えるきっかけづくりをしてみませんか。
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問合先:市役所人権推進課(文化会館) 人権推進G
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