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【特集】食べてNICO(にこ) NICO(にこ) 1

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茨城県守谷市

子どもたちの食生活の乱れによる偏った栄養摂取、極端な偏食による肥満や痩身、孤食など、「食」に関するさまざまな問題が深刻化してきています。
今回は子どもたちの身近な「給食」が作られる様子から、生産者の想い、子ども食堂への取り組みなど、「食」についてさまざまな視点から考えます。
おいしく食べて、ニコニコしてますか?

■給食は好き?
「給食」といえば、楽しみな時間だった大人も多いのではないでしょうか。そして今、現役の子どもたちは給食をどのように捉えているのでしょうか。今年7月に市内公立小中学校約4700人を対象に実施したアンケートの結果から見ていきます。

○給食は好きですか?

今も昔も変わらず、給食はうれしい時間ですね。
私たちも作りがいがあります!
(守谷中学校 栄養教諭 柳田(やなぎだ)さん)

○おかずはおいしいですか?

おいしく食べてもらえるよう試作を重ねたメニューや、季節・伝統にまつわるメニューなど、食に興味を持ってもらえるよう工夫しています。
(松ケ丘小学校 栄養教諭 平井(ひらい)さん)

○給食は残さず食べていますか?

学年が上がるにつれて残さず食べてくれる人が増えています。
成長に合わせて食べる量が増えていることや、好き嫌いが減ることもありますね。

○特に残してしまうものは?
1位 野菜類
2位 魚類
3位 主食(ごはん)
4位 汁物(みそ汁・スープ)
5位 肉類

残してしまう理由で最も多かった回答は、「苦手なものがあるから」で約4割となっています。特に野菜類が多いようです。野菜類はビタミンや食物繊維など、体の調子を整える栄養素が多く含まれているので、毎食食べてもらいたい食材です。自分で野菜を育てたり、料理などの体験活動によって子どもたちの食材への興味が高められることがわかっています。給食センターでは、動画で地域の農家さんの紹介や、学校の指導に合わせた献立を提供するなどの工夫をしています。「食」について学ぶ機会が、好き嫌い解消のヒントになるかもしれません。

■手作りを味わう
○手作りルウのスパイスカレーができるまで
給食のカレーは、何度も試作を重ね、ターメリックやローリエなどオリジナルブレンドのスパイスを加えてルウから作っている本格派。大きな鍋でじっくり作り、献立を考える栄養士から料理を担当する調理師まで、みんなの子どもたちへの想いもブレンドされています。

見学にやってきた子どもたち。「こんなに大きな釜で作るんだ」「おいしそうな香り!」と給食の時間が楽しみな様子でした。

ルウを作るときに、小麦を油で30分間じっくりと炒めます。

うまみとコクを引き出すために肉と玉ねぎをじっくり炒めるのもポイントです。
手作りは手間がかかりますが、やっぱりおいしいので、たくさん食べてくれますね。栄養もいっぱいです♪

チキンスープで具材を煮て、にんじん、じゃがいもが柔らかくなったらカレールウを合わせます。塩こしょうで味を整えたら完成です!

最後に栄養士による味見は必ず行っています。

冷めにくいよう2重構造の容器に入れて各学校へ届けます。

いよいよ給食の時間。給食当番さん、みんなの期待に応えて手早く配っていますね!

完成!

いただきまーす!!

イカフライも衣から付けていたり、サラダもドレッシングを作ったり、手作りのメニューが多いのが特徴です。子どもたちが安心して食べられるよう、毎日全力で作っています!
(イートランド(株) 責任者 永山(ながやま)さん)

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