◆有形民俗文化財 絵馬
八坂神社に奉納されている絵馬。幕末から明治時代に活躍した狩野派の日本画家、狩野友信(かのうとものぶ)による作品です。絵馬の右上部には、友信の作品であることを示す「春川」が確認できます。
図柄は八坂神社の祭神「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」が「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」を退治するという神話に基づく場面です。神社の神様を知ってもらうのに、一番印象的で、勇壮なシーンが描かれています。
◆史跡 守谷城址
本町にある守谷城址。城址とは、かつて城があった跡という意味で、現在では守谷城址公園として、守谷市観光協会の皆さんにより、案内板設置や藪の伐採などで、空堀などの遺構が確認できるよう整備されています。
平将門の居城だっという伝承がありますが、実は相馬氏の城であったとされています。源頼朝の有力な家人であった千葉常胤(ちばつねたね)の子・師常(もろつね)が相馬氏を継ぎ、ここに築城したという説が有力とされています。
◆史跡 一里塚(赤法花)
江戸時代、旅人の目印となるよう、全国の街道に一里(3.927km)ごとに土を盛り、松などを植えたもの。赤法花にある一里塚は、文政8年(1825年)に残された染谷家文書(市指定文化財)に記録が残っており、江戸時代に笠間街道と称される支街道沿いにありました。現在は塚の頂に数基の石造物が建てられています。守谷市に残るただ一つの一里塚です。
その他の文化財は市ホームページでご覧ください
■ここから! 文化財を知ろう
○守谷市デジタルミュージアム
市内の考古資料や郷土資料などをWEBサイト「守谷市デジタルミュージアム」で公開しています。市内の文化財が地図と共に掲載された「守谷市文化財マップ」も閲覧できますので、ぜひご覧ください。
○守谷の歴史満喫 ロゲイニングを開催しました
6月22日、約70人が参加した「守谷の歴史満喫ロゲイニング」。ロゲイニングとは、地図を持って、時間内にチェックポイントを回り得点を集めるスポーツです。もりりん中央をスタート地点に、小学生から大人の参加者まで、文化財などを含む市内全34カ所のポイント探索開始! それぞれのコースを巡った参加者の皆さん。「ロゲイニングをきっかけに市内の行ったことが無い場所に行けました」「家族で参加し、守谷にも文化財があることを初めて知りました」など、思い思いに楽しい時間を過ごせたようです。ロゲイニングは次年度以降も開催する予定ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
問合先:生涯学習課 生涯学習G 内線277
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