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[特集]笑顔が広がる、安心なおいしさ(1)

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茨城県小美玉市

【小美玉のおいしい給食を支えるヒト・モノ・コト】
1月24日から30日は全国学校給食週間です。
子どもたちに健康的でバランスのとれた食事を提供する学校給食。
栄養面や安全面はもちろんのこと、食べ物や食事に関する知識を学ぶ食育や地産地消など「食」への興味関心を育むことも求められています。
今回の特集では、そんな子どもたちの学校給食を支えるヒト・モノ・コトを紹介します。

Q:あなたは学校給食に地域(市内及び近隣)の食材を使うことにどう思いますか?

Q:食育推進に向けて、小美玉市でどのようなことに重点的に取り組んでほしいですか?

◆小美玉学校給食センター
小美玉学校給食センターは平成22年6月に完成して以来、市内の小中学校・義務教育学校・公立幼稚園の学校給食を調理し配送しています。令和3年9月から(株)東洋食品に調理業務を委託し、社員・パート併せて37名で、4150食の給食を調理しています。調理場はオール電化厨房により温度・湿度を一定に保ち、ドライシステム方式によって、細菌の繁殖を防ぐなど、清潔で快適な調理環境で、安全で安心なおいしい給食が作られています。

○味も仕上がりもムラなく調理、スチームコンベクションオーブン。
オール電化厨房の調理室で、火を使わずに焼き料理や蒸し料理などを調理する加熱調理機器。たくさんの量を短い時間で調理する給食の調理現場では重宝される機器です。

○多種多様な調理に対応、蒸気式回転釜。
主菜にかけるタレ、スープ、煮物など、さまざまな調理に対応する蒸気式回転釜。一度に大量の調理が出来ます。釜は、調理する献立によって分けて使用しています。

○炊き立てのご飯を提供、電気自動連続炊飯機。
子どもたちが食べるご飯は、全て小美玉産のコシヒカリ。米の状態から洗米、炊き上げまで自動で行う電気炊飯機を使用しています。

○手作業でひとつずつ、割卵室。
納品された卵は割卵室という専用の部屋で、ひとつずつ手作業で殻を割り、殻の混入や卵の状態を確認しながら行っています。

○安心・安全は当たり前丁寧な作業を心がけています。
小美玉学校給食センター調理責任者
福岡滋樹(ふくおかしげき)さん
好きな給食:バンサンスー(春雨サラダ)
小美玉学校給食センターの前は仙台市の給食センターで調理をしていました。小美玉市の給食は、手づくりが多いことが特徴です。唐揚げなども下味を付けてから揚げています。他にも主菜にかけるタレや蒸しパンなども手づくりです。調理する際は、素材に問題がないか丁寧に確認しています。また、大型の調理機器を操作する際は、丁寧に扱うことを心掛けています。調理機器に異常が起きると調理が止まり、配送時間が遅れてしまうためです。

■給食が届くまで
8:00 納品・検収
朝早くから食材が届きます。納品は、食材に問題がないか、発注どおりの量になっているかなどを確認します。

8:30 下処理
土汚れや虫がいないか確認しながら洗浄します。3回洗いを徹底して、汚れだけでなく菌の付着も減らしています。

9:40 調理
器具ごとに幼稚園・小学校と中学校に分けて調理を行います。量を間違えないように食材には札を付けて管理します。

10:15 盛り付け
配送時間に合わせて、時間差で調理します。調理が終わったらすぐに量を確認しながら食缶やバットに移しします。

10:40 配送
配送室に並んでいるコンテナに給食と食器を入れます。配送先の名前を確認しながら、入れ間違いを防ぎます。

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