■食品ロスとは?
本来食べられるのに捨てられてしまう食品を「食品ロス」といいます。日本では、一年間で約570万トンもの食べ物が捨てられています。これは日本で暮らす人、一人の分量に換算すると、年間約45kgです。毎日お茶碗一杯分のご飯に近い量を捨てていることになります。
■捨てることで、さまざまな問題が生まれる
食べ物を捨てると、それらを廃棄するためには多額のコストがかかります。また、可燃ごみとして燃やすことでCO2が排出されたり、焼却後の灰の埋め立て等による環境負荷がかかったりと、さまざまな問題が生じてしまいます。食品ロス削減のため、家庭で何ができるか考えてみましょう。
■家庭でできる食品ロス削減のポイント
(1)冷蔵庫を整理整頓する
「買い物をしてきたら、同じ食材が冷蔵庫にまだあった」といったことを防ぐために、冷蔵庫内の整理整頓を心がけましょう。食材の収納場所を決めておくと、整理整頓しやすくなります。
(2)使い切れる分だけ買う
お得なまとめ買いをしたものの、使わずに期限が過ぎてしまい捨ててしまったことはありませんか?必要な時に、必要な分だけ買ったほうがお得な場合もあります。
(3)買ったらすぐに下処理する
少ししか使わない食材は、小分けに冷凍しておくと便利です。
(4)料理を作りすぎないようにする
(5)余った料理は食べ切る工夫をする
余った料理はリメイクしたり、冷蔵庫に保管したりして早めに食べ切りましょう。
(6)賞味期限と消費期限をチェックする
消費期限は「食べても安全な期限」、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」です。賞味期限を過ぎてもすぐに廃棄せず、自分で食べられるかどうかを判断することも大切です。
過去の栄養士コラムはこちら:【ID】007562(二次元コードは本紙をご参照ください)
問合せ:健康増進課 健康支援係
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